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少なくとも4チームが先発右腕・リンに興味を示す

2018.1.19 10:00 Friday

 エース級とまではいかないものの、先発2~3番手クラスの働きを確実に期待できる安定感が魅力のランス・リン。MLB.comのジョン・ポール・モロシによると、この先発右腕の獲得にツインズ、エンゼルスなど少なくとも4球団が興味を示しているようだ。

 故障さえなければ、確実な仕事ぶりという点でリンを上回る投手はほとんどいないだろう。トミー・ジョン手術により2016年シーズンを全休したものの、復帰初年度となった昨季は33試合に先発して186回1/3を投げ、11勝8敗、防御率3.43、153奪三振を記録。2015年以前と遜色ないピッチングで、先発ローテーションの一角としてカージナルスの戦いを支えた。

 先発ローテーションに定着した2012年以降、全休した2016年を除く5シーズンすべてで175イニング以上を投げ、防御率が4点台以上になったことは一度もない。確実に30先発以上、175イニング以上、2ケタ勝利、防御率3点台を期待できる投手はメジャー全体を見渡してもほとんどいないだろう。安定感という点に着目すれば、ダルビッシュ有やジェイク・アリエタ以上に信頼できる投手と言っても過言ではないのである。

 モロシによると、少なくともツインズ、エンゼルス、オリオールズ、ブリュワーズの4球団がリンの獲得に興味を示しているという。ツインズは今オフ、あらゆる先発投手に興味を示していることが報じられており、エンゼルスやブリュワーズはポストシーズン進出を目指すために先発ローテーションのアップグレードを目論んでいる。オリオールズは計算できる先発投手が2人しかおらず、先発投手の補強が急務。この4球団がリンの獲得に興味を示しているのは不思議なことではない。

 ただし、ダルビッシュやアリエタの契約が決まらない限り、リンの契約は決まらない可能性が高い。モロシは「リンには多くのチームが興味を示している。しかし、これらのチームは第一の選択肢を待つことになるだろう」とリポートしており、リンはあくまでもダルビッシュやアリエタの獲得に失敗した際のセカンド・チョイスとして位置付けられているようだ。


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