ツインズが先発左腕・マイリーの獲得に興味を示す
2018.1.22 10:30 Monday
先発ローテーションのアップグレードを目論むツインズは今オフ、フリーエージェント市場においてあらゆる先発投手に興味を示していることが報じられている。「1500 ESPN in Minneapolis」のダレン・ウルフソンによると、ツインズの獲得候補者リストにはウェイド・マイリーの名前も含まれているようだ。
ウルフソンは自身のリポートのなかで、ツインズがマイリーの代理人と話し合いを続けていることを伝えている。ただし、この話し合いは本格的な契約交渉ではなく、あくまでもマイリーを獲得候補者の一人と位置付け、定期的に連絡を取り合っている程度。ツインズはダルビッシュ有、ランス・リン、アレックス・カッブ、クリス・ティルマンらの代理人とも連絡を取り続けており、マイリーはこれらの投手の獲得に失敗した際の「プランB」ないし「プランC」に位置付けられていると見られる。
マイリーは現在31歳のサウスポー。ダイヤモンドバックス時代の2012年に16勝11敗、防御率3.33をマークし、新人ながらオールスター・ゲームに選出されたほか、新人王投票でブライス・ハーパー(ナショナルズ)に7ポイント差の2位につける活躍を見せた。ところが、近年は成績が悪化傾向にあり、オリオールズでプレイした昨季は8勝15敗、防御率5.61。メジャー定着後初めて規定投球回に届かず、防御率5.61や与四球率5.32は自己ワーストの数字だった。
とはいえ、メジャーデビュー以来大きな故障がなく、2012年から6年連続で29試合以上に先発している頑丈さは大きな魅力。前年から大幅に悪化(2.66→5.32)した与四球率を以前の水準に戻すことができればイニングイーターとしての働きは十分に期待できるだけに、決して裕福な球団ではないツインズにフィットし得る存在と言える。いずれにしても、マイリーの契約が決まるのはダルビッシュ、ジェイク・アリエタ、リン、カッブといった格上の投手の契約が決まってからになるだろう。
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