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新記録目指すコローン 古巣・メッツが獲得を検討か

2018.1.22 17:00 Monday

 44歳のベテラン右腕、バートロ・コローンには大きな目標がある。それはデニス・マルティネスが持つ通算245勝のラテンアメリカ出身投手最多勝記録を更新することだ。新記録まであと6勝に迫ったコローンは、2016年まで在籍していたメッツに復帰する可能性があるようだ。

 セントポール・パイオニア・プレスのインタビューのなかでコローンと対談したアービン・サンタナ(ツインズ)によると、メッツがコローンをチームに復帰させることに興味を持っているという。コローンは2014年から2016年までの3年間、若手投手が多いメッツでイニングイーターとして先発ローテーションの一角を担い、44勝34敗、防御率3.90を記録。ニューヨークのファンから絶大な人気を誇っていた。

 メッツはノア・シンダーガードを筆頭に、ジェイコブ・デグロム、マット・ハービー、スティーブン・マッツ、ザック・ウィーラー、ロバート・グセルマン、セス・ルーゴと先発候補を豊富に揃えているが、大半の投手が故障の不安を抱えている。メッツにとって、通算240勝の実績を誇るコローンをローコストで確保しておくのは悪くない選択肢だろう。一方のコローンも、新記録にチャレンジする機会を得られるのであれば、年俸などの条件面にはそれほどこだわらないはずだ。

 昨季のコローンはシーズン途中でブレーブスを解雇されたあと、ツインズと契約し、2球団合計でキャリアワーストの防御率6.48に終わった。14敗を喫しながらもなんとか7個の白星を積み上げ、デニス・マルティネスの記録まであと5勝、記録更新まであと6勝に迫ったが、新記録樹立のために十分な登板機会を得たいのであれば投球内容の改善は必須。昨季のようなピッチングが続くようであれば、先発のコマ自体は揃っているメッツでは登板の機会すら得られない可能性もある。

 2016年にペドロ・マルティネスが持つ通算219勝のドミニカ共和国出身投手最多勝記録を更新したコローン。「あと6勝」をモチベーションに、最後の輝きを見せてくれることを期待したい。


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