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ダルビッシュに5年契約のオファー 詳細は不明

2018.1.23 08:30 Tuesday

 その他の多くのフリーエージェント選手と同様に、フリーエージェント市場における最高の先発投手と目されるダルビッシュ有を巡る市場の動きはスローペースだが、ESPNのジェリー・クラスニックによると、ダルビッシュのもとには5年契約のオファーが届いているようだ。

 ゲリット・コールを獲得したアストロズとぜいたく税の問題を抱えるヤンキースが撤退し、現在ダルビッシュ争奪戦にはカブス、ツインズ、レンジャーズ、ドジャース、ブリュワーズの5球団が加わっていると見られる。ただし、5年契約をオファーしたのがどのチームなのかは明らかになっておらず、年俸などの条件面についても不明である。

 騒がしいオフシーズンを過ごしているダルビッシュだが、多数のチームが獲得に興味を示している一方で、ダルビッシュの希望に見合うオファーを提示したチームはまだない。昨日、ブリュワーズがダルビッシュに対して正式にオファーを提示したしたことが報じられたばかりだが、今回の「5年契約」との関連は不透明だ。いずれにしても、各球団のオファー状況がほとんど明らかになっておらず、ダルビッシュの契約先を予想するのは難しい状況となっている。

 なお、ブリュワーズにはトレード交渉中との情報もある。こちらも詳細は不明であり、どのチームと交渉中なのか、どのポジションの選手を狙っているかといった情報も推測の域を出ない。仮にクリス・アーチャー(レイズ)のような一線級の先発投手の獲得に動いているとすれば、トレードの成否次第ではブリュワーズがダルビッシュ争奪戦から撤退し、ダルビッシュを巡る市場はさらに縮小する可能性もある。

 ダルビッシュのほか、ジェイク・アリエタ、J.D.マルティネス、エリック・ホズマー、ロレンゾ・ケインなど、多くの大物選手が残る今オフのフリーエージェント市場。誰かが膠着気味の状況を打ち破って契約を結べば、市場が一気に動き出す可能性もある。その先陣を切るのは、少しずつ具体的な話が出始めているダルビッシュかもしれない。

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