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ドナルドソンの契約延長交渉に進展なし

2018.1.23 09:30 Tuesday

 ジョシュ・ドナルドソンとの年俸調停を回避して1年契約を結んだブルージェイズだが、今季終了後にフリーエージェントとなるドナルドソンとの契約延長交渉に進展はないようだ。それどころか、まだ交渉すら始まっていない状況なのである。

 ドナルドソンは昨季終了時に、ブルージェイズと複数年契約を結び、残りのキャリアをブルージェイズで過ごしたいという希望を持っていることを明らかにしていた。当然ながらブルージェイズも球界を代表する三塁手をチームに留めておきたいと考えているが、契約延長交渉が開始されるには至っていない。ひとまず年俸調停を回避し、年俸調停権を有する選手としては歴代最高額となる年俸2300万ドルの1年契約を結んだが、今季終了後にフリーエージェントになるという状況は変わらない。ドナルドソンは契約延長に関する話し合いがまだ行われていないことを認めている。

 ドナルドソンは今季開幕までに契約延長が実現する望みをまだ捨てていないようだが、今季のパフォーマンスを見てから判断したいというブルージェイズ側の思惑も理解できる。2015年に41本塁打、123打点の大活躍でMVPに輝いたドナルドソンだが、その後は成績が悪化傾向にある。すでに32歳という年齢を考慮すると、今後さらに衰えが進むリスクもあり、ブルージェイズ側が契約延長に関して慎重になるのも当然だろう。契約延長が実現しなければ、ブルージェイズのチーム状況次第では今季中のトレードも十分に有り得る。

 ただし、今季開幕前にトレードが成立する可能性はゼロに近い。ブルージェイズが放出を急ぐ理由がないからだ。ブルージェイズはドナルドソンの移籍先候補に挙げられていたカージナルスとの間で今オフすでに2件のトレードを成立させているが、どちらのトレードにもドナルドソンは含まれていなかった。あくまでもブルージェイズはドナルドソンとの契約延長を最優先に考えているのである。

 ブルージェイズの一員としてキャリアを終えたいというドナルドソンの望みは叶うのか。遅くとも7月末までにはその答えが明らかになるはずだ。


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