今季のサプライズとなる可能性を秘める5球団
2018.1.23 10:30 Tuesday
昨季、ツインズが前年から26勝、ダイヤモンドバックスが24勝、ロッキーズが12勝を上積みしてポストシーズン進出を果たしたように、どのチームにもポストシーズン進出のチャンスはある。MLB.comのリチャード・ジャスティスは「今季のサプライズとなる可能性を秘める球団」として5チームを挙げている。
まずはブレーブス(昨季72勝90敗)。球界屈指の有望株であるロナルド・アクーナを筆頭に、才能豊かな若手選手が揃い、すでにメジャーデビューを果たしているダンズビー・スワンソンやオジー・アルビーズにもさらなる成長が期待できる。穴となっている三塁にトッド・フレイジャーを加え、若手選手が期待通りに成長すれば、サプライズを起こすことも可能だとジャスティスは予想する。
2チーム目はフィリーズ(昨季66勝96敗)。昨季はリーズ・ホスキンス、ニック・ウィリアムスらが台頭し、今季はホルヘ・アルファーロ、J.P.クロフォードといった有望株がレギュラー獲りにチャレンジする。カルロス・サンタナを獲得し、戦力アップにも成功した。先発ローテーションの軸となるベテラン投手を獲得し、若手中心の先発ローテーションがしっかり機能すれば、大躍進も不可能ではないはずだ。
3チーム目はアスレチックス(昨季75勝87敗)。有望株左腕のA.J.プクがメジャーへ昇格し、ショーン・マネイアとケンドール・グレイブマンがさらなる成長を見せれば、先発ローテーションは一気にグレードアップ。打線には主砲のクリス・デービス以外にも、マット・オルソン、マット・チャップマンなど楽しみな素材が並ぶ。補強ポイントにはフィリーズ同様、先発投手が挙げられている。
4チーム目はホワイトソックス(昨季67勝95敗)。このチームはとにかく若手有望株の宝庫だ。ここ数年で主力選手を次々に放出し、若手有望株と交換。ルーカス・ジオリト、マイケル・コペック、ヨアン・モンカダ、イロイ・ヒメネスなど多数の才能を手に入れた。2018年は彼らの成長を見守るシーズンとなるが、9月には数名の有望株が昇格し、非常に魅力的なチームとなっているかもしれない。
最後はパドレス(昨季71勝91敗)。ハイレベルな地区に所属するパドレスだが、主力選手の多くが20代前半~20代半ばであり、彼らの成長次第では予想以上の健闘を見せる可能性を秘める。A.J.プレラーGMが若手の競争相手としてベテランを加入させているのも好印象。地区最下位筆頭候補であることは間違いないが、噂されるエリック・ホズマー獲得に成功すれば、さらに面白いチームになりそうだ。