レンジャーズ・ダニエルズGM「次の補強は投手」
2018.1.23 13:00 Tuesday
レンジャーズのジョン・ダニエルズGMはファンフェスタで行われたマット・ヒックス(球団ブロードキャスター)との質疑応答のなかで、今後の補強方針について語り、「次に大きな補強があるとしたら、それは投手になるだろう」と補強方針を明らかにした。
質疑応答はファンからの質問で幕を開けたが、早々に話題は補強方針へと移っていった。あるファンが「ロレンゾ・ケインのユニフォームはいつグローブライフ・パークのショップに並ぶのか」と尋ねると、ダニエルズは「もし我々が彼と契約したら、その後まもなくだろうね」と回答。しかし、レンジャーズはケインの獲得を考えてはおらず、今季の正中堅手にはデライノ・デシールズを起用する方針である。そしてダニエルズは「我々はデシールズをセンターで起用したいと思っている。ケインは間違いなく非常に良い選手だけど、もし次に大きな補強があるとしたら、それは投手になるだろうね」と続け、投手の補強に動く可能性があることを示唆した。
レンジャーズはダルビッシュ有の契約先の最終候補の一つに挙げられているが、予算の関係などからダルビッシュが古巣へ復帰する可能性は低いと見られている。レンジャーズは今オフすでにダグ・フィスター、マット・ムーア、マイク・マイナーらを獲得して先発・ブルペンとも頭数をある程度揃えており、今からダルビッシュのような大物フリーエージェント選手の獲得に動くとは考えにくい。ただし、ダニエルズは「投手は我々が重視してる部門だ。多くの選手が市場に残っているし、開幕日までに状況も変わるだろう。今後の動きを予想するのは難しいよ」と大型補強の可能性を完全には否定していない。
同地区ライバルのアストロズはゲリット・コールを獲得し、ワールドシリーズを制したチームをさらに強化することに成功したが、ダニエルズは他球団の動きが自軍の補強方針に影響を与える可能性を否定。「他球団がどのように動こうとも、我々は我々の計画に従って動いていくだけだよ」と冷静に状況を捉えていた。
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