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野手補強はほぼ完了 投手補強を目指すブルージェイズ

2018.1.23 14:30 Tuesday

 ランドール・グリチックをカージナルスから獲得し、今季のレギュラー野手9名の顔ぶれが固まったブルージェイズだが、投手陣は先発・ブルペンともまだ多少の穴がある。ジョン・ギボンズ監督はチームが投手補強に動いていることを示唆した。

 ブルージェイズはグリチックの獲得により、ラッセル・マーティン(捕手)、ジャスティン・スモーク(一塁)、デボン・トラビス(二塁)、ジョシュ・ドナルドソン(三塁)、トロイ・トゥロウィツキー(遊撃)、スティーブ・ピアース(左翼)、ケビン・ピラー(中堅)、グリチック(右翼)、ケンドリズ・モラレス(指名打者)と今季のレギュラーが確定。控えにもヤンハービス・ソラーテ、アレドミス・ディアス、テオスカー・ヘルナンデス、エゼキエル・カレーラといった実力者がおり、野手の補強はほぼ完了した印象を受ける。

 しかし、先発ローテーションの5番手は相変わらず空席となっており、グリチックとのトレードでドミニク・リオンを放出したため、投手は先発・リリーフを問わず補強が急務となっている。現時点ではジョー・ビアジーニが先発5番手の有力候補だが、ギボンズは「現時点ではビアジーニがローテーションに入っているけど、先発投手を補強すれば状況は変わるだろうね」と補強の動向次第ではビアジーニをロングリリーフに回すことも検討している。また、計算できるリリーフ左腕がアーロン・ループしかいないという状況であり、こちらも補強が必要だ。「成功した経験を持つ、実績のある投手がいいね」と希望を口にしたギボンズ。「複数イニングをこなせる投手もいいね。現代では複数イニングを投げる場面は少ないけどね。でも本当は試合終盤に三振を取れる投手が欲しいんだ」とおねだりは止まらなかった。

 故障者さえ出なければ、打線はヤンキースやレッドソックスに匹敵する戦力を誇るだけに、優勝争いに加われるかどうかはとにもかくにも投手力次第。ギボンズを喜ばせるような補強が実現すれば、ア・リーグ東部地区の「2強」に割って入ることも十分に可能だろう。


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