スーザJr.が望むE.マルティネスの殿堂入り
2018.1.24 15:10 Wednesday
明日はメジャーリーグの殿堂入り選手が発表される日であり、バリー・ボンズやロジャー・クレメンスといった球界を彩った選手達が候補に名を連ねている。そんな中でスティーブン・スーザJr.(レイズ)はエドガー・マルティネスの殿堂入りを強く望んでいる。
メジャーではマリナーズ一筋にプレーし、通算309本塁打を記録したマルティネス。彼が現役時代に背負った背番号「11」は永久欠番に制定されており、ケン・グリフィーJr.と共にチームの顔として多くのファンに慕われている。今回の殿堂入り候補の1人に挙げられているが、ブラディミール・ゲレーロやチッパー・ジョーンズ、ジム・トーメイら「ライバル」がいる。
地元「タンパベイ・タイムズ」のマーク・トプキン記者がTwitterで殿堂入りの投票用紙を公開したが、彼はマルティネスに投票していなかった。これに対し、スーザJr.は「なぜ、僕の子供の頃のヒーローだったマルティネスに投票しなかったのか。彼の殿堂入りが正当に評価されてほしい」と呼びかけた。マリナーズの本拠地・シアトルに近いワシントン州エバレットで生まれた彼は小さな頃からマリナーズファンとして育ってきており、地元紙の記者の投票結果に不満を表した。
トプキン記者はボンズとクレメンスに投票している。彼らは現役時代に薬物問題に関与していたこともあり殿堂入りできるか否かが注目されているが、マリナーズ一筋のフランチャイズプレーヤーとして活躍したマルティネスに投票していないことはスーザJr.は残念な気持ちになったのだろう。
もちろん、トプキン記者の投票のみで殿堂入りが決まる訳ではない。得票数75%を超えていれば殿堂入りすることができる。果たしてスーザJr.の願いは届くのか、明日の発表でその結果が明らかになる。
