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インディアンスが救援右腕・モイランの獲得を検討か

2018.1.24 12:30 Wednesday

 ブライアン・ショウ(ロッキーズ)とジョー・スミス(アストロズ)が抜けたブルペンの補強を目指しているインディアンス。ESPNのバスター・オルニーによると、インディアンスは経験豊富なベテラン右腕、ピーター・モイランの獲得を検討しているようだ。

 昨季のインディアンスは両リーグベストのチーム防御率3.30を記録。特に救援防御率は2.89という素晴らしい数字を叩き出し、リーグ最多の102勝をマークしたチームの大きな武器となっていた。今オフはそのブルペンからセットアッパーとして活躍してきたショウのほか、スミス、ブーン・ローガン(ブリュワーズ)らが抜け、やや戦力ダウン。コディ・アレンとアンドリュー・ミラーによる必勝リレーは健在だが、全体的に小粒化した印象は否めない。特に4年連続で23ホールド以上をマークするなど、勝ちパターンの一角を担ってきたショウの穴が埋まっていないのは致命傷になりかねない。

 そこでインディアンスが目を付けているのがサイドハンド右腕のモイランだ。ブレーブス時代に80試合以上に登板したシーズンが3度もあるようにタフさが売りのモイランは、昨季ロイヤルズでリーグ最多タイの79試合に登板(ショウと同数)。24ホールド、防御率3.49、被打率.189をマークし、38歳のベテランらしからぬ安定したパフォーマンスを発揮した(昨年12月に39歳の誕生日を迎えた)。2度目のトミー・ジョン手術を受けて2014年シーズンを全休したが、その後は徐々に登板試合数を増やし、3年連続で防御率3点台の防御率をマーク。今年12月には40歳の誕生日を迎えるが、まだまだ戦力として計算できる投手である。

 アレン、ミラー以外にもザック・マカリスターやダン・オテロ、昨季台頭したニック・グッディやタイラー・オルソンらがおり、トータルで見れば高いクオリティを維持しているインディアンスのブルペンだが、計算できる投手が多いに越したことはない。ショウの穴埋めとしてモイランを狙うのは、悪くない選択と言えるだろう。


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