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新天地・トロントでのブレイクを目指すグリチック

2018.1.24 17:00 Wednesday

 先日のトレードでカージナルスからブルージェイズへ移籍したランドール・グリチックは選球眼の向上という課題をクリアするためにユニークな取り組みをしている。熾烈なレギュラー争いから解放され、精神的な余裕を持てるようになったグリチックは、新天地でのブレイクを目指している。

 グリチックは自身がより良い打者になるための課題として「投球認識能力」と「選球眼」の向上を挙げている。速球なのか変化球なのか、ストライクなのかボールなのかを正確に判断し、打つべきか見送るべきかを決める。この課題をクリアできれば、ワンランク上の打者に成長できるとグリチックは考えている。

 そして、その課題をクリアするために、グリチックは昨季終了時にピッチングマシンを購入した。このマシンにはランダムにストライクとボールを投げ分ける機能があり、グリチックはマシンの到着後、この機能を利用してストライクとボールを見極める練習に取り組んでいるそうだ。ただし、通算出塁率が3割を下回っている(.297)グリチックにとって、これは解決策の一つに過ぎない。

 「僕が取り組んでいることの一つは、目を鍛えることだよ。目の筋肉を鍛えるために、目のトレーニングをするコースに通っているんだ。多くの人は知らないかもしれないけれど、目には身体と同じようにたくさんの筋肉があるんだ。今季に向けて、選球眼を向上させるためにいろんなことに取り組んでいるんだよ。」とグリチックはピッチングマシン以外にも、選球眼の向上のために様々な手法を試みている。

 それ以外にもグリチックの活躍を後押しする要素がある。まずはカージナルスの熾烈なレギュラー争いから解放されたこと。レギュラークラスの外野手が多いカージナルスでは、「結果を出さなければ出場機会がなくなってしまう」というプレッシャーがあったという。ブルージェイズでは正右翼手として起用される見込みとなっており、「今日結果が出なければ…」と心配する必要はない。無用なプレッシャーを感じずにプレイできることは必ずプラスに作用するはずだ。

 さらに、本拠地が投手有利のブッシュ・スタジアムから打者有利のロジャース・センターに変わることも大きい。グリチックは「多くの人はブッシュ・スタジアムがニュートラルな球場だと言うけれど、僕たちは投手有利な球場だと考えていた。ボールが飛ばないんだ。スタンドインしたと思った打球がフェンスの前で捕られることもよくあったよ」と自身の経験を振り返る。ロジャース・センターに限らず、ア・リーグ東部地区には打者有利の球場が多く、グリチックの長打力が生かされるシーンが多くなりそうだ。

 「コンスタントに出場機会を得られる環境を与えてもらったこと、そして打者にフレンドリーな地区でプレイできることに感謝している」と語るグリチック。選球眼の向上に成功すれば、自身初の30本塁打を記録するようなブレイクも決して夢ではないだけに、ホゼ・バティースタに代わる正右翼手として大活躍を期待したい。


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