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チッパー、ゲレーロ、トーメイ、ホフマンの4人が殿堂入り

2018.1.25 10:30 Thursday

 日本時間1月25日、全米野球記者協会によるアメリカ野球殿堂入りの投票結果が発表され、チッパー・ジョーンズ、ブラディミール・ゲレーロ、ジム・トーメイ、トレバー・ホフマンの4人が当選ラインの得票率75%をクリアして「野球人にとって最高の栄誉」と言われる殿堂入りを決めた。

 全422票のうち、殿堂入りに必要なのは317票。ジョーンズは410票(得票率97.2%)、ゲレーロは392票(同92.9%)、トーメイは379票(同89.8%)、ホフマンは337票(同79.9%)を獲得し、ジョーンズとトーメイは有資格初年度、ゲレーロは2度目のチャレンジ、ホフマンは3度目のチャレンジで見事に殿堂入り。9度目のチャレンジで殿堂入りが期待されたエドガー・マルティネスは得票率70.4%に終わり、当選ラインまで20票届かなかった。なお、今回から殿堂入り候補者となった松井秀喜は4票(得票率0.9%)。1年限りで殿堂入り候補者リストから名前が消えることになった。

 ジョーンズはブレーブスのフランチャイズ・プレイヤーとして活躍し、14季連続地区優勝(1991~2005年)に大きく貢献。ルーキーイヤーの1995年にはワールドシリーズ制覇を経験し、1999年にはナ・リーグMVPに輝いた。ゲレーロは主にエクスポズとエンゼルスで活躍し、通算打率.318、449本塁打を記録。エンゼルス移籍1年目の2004年にア・リーグMVPを受賞した。トーメイはインディアンスなどで活躍したスラッガー。通算612本塁打を放ち、通算出塁率も4割を超えている(.402)。ホフマンはパドレスなどで活躍した名クローザー。史上初の通算600セーブを達成し、通算601セーブは史上2位の大記録である。

 なお、記者投票で同時に4人が選出されるのは、ランディ・ジョンソン、ペドロ・マルティネス、ジョン・スモルツ、クレイグ・ビジオが殿堂入りを果たした2015年以来3年ぶり。1955年以降に限れば今回が2度目で、それ以前を含めても通算5度しかない。来年は歴代最多セーブを誇るマリアーノ・リベラが殿堂入り候補者となり、今回惜しくも届かなかったマルティネスとともに殿堂入りの最有力候補と目されている。

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