エンゼルスが6人制ローテーションを採用へ
2018.1.25 12:00 Thursday
MLBネットワーク・ラジオに出演したエンゼルスのマイク・ソーシア監督は、インタビューのなかでエンゼルスが6人制ローテーションの採用を真剣に検討していることを明らかにした。大谷翔平の加入もあり、6人制ローテーションを採用する可能性が高まっているようだ。
同ラジオでホストを務めたマイク・フェリンとマット・ディアスに対して、ソーシアは「(6人制ローテーションは)我々が検討しているものだよ」と球団内で6人制ローテーションの採用について議論が行われていることを明言。「おそらく我々は6人制ローテーションを採用することになるだろう。でも、スプリング・トレーニングまで待って、そこでいくつかの決定を下すことになるはずだ。(6人制ローテーションの採用は)今のところ大きな意義があるように思うし、真剣に検討しているところだよ」と最終的にはスプリング・トレーニングの状況を見て判断する意向を示した。
エンゼルスが6人制ローテーションを検討し始めたのは、大谷の加入が決まったことが大きく影響していると見られる。大谷は日本では中6日でマウンドに上がるケースがほとんどだった。従来通りの5人制ローテーションでは中4日で登板する試合が増え、大谷のメジャーへの適応を妨げる要因となりかねない。大谷のスムーズな適応を促すため、そして大谷の投球イニング数をある程度抑えるために、エンゼルスは6人制ローテーションの採用に前向きな姿勢を示している。
もちろん、6人制ローテーションの採用によるメリットを享受するのは大谷だけではない。エンゼルスの先発ローテーションにはギャレット・リチャーズ、マット・シューメイカー、タイラー・スキャッグスなどコンディション面に不安を抱えている投手が多く、彼らのコンディション管理という面でも6人制ローテーションの採用は大きな意義があるのだ。エンゼルスの6人制ローテーションが成功すれば、他球団の投手運用にも影響を与える可能性があるだけに、今季のエンゼルスには大きな注目が集まることになりそうだ。
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