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ケインが移籍先候補の絞り込みを開始 近日中にも決定か

2018.1.25 14:30 Thursday

 MLBネットワークのジョン・ヘイマンによると、ロレンゾ・ケインのもとには複数の球団から4年契約のオファーが届いているようだ。ケインはすでに移籍先候補の絞り込みを開始しており、いくつかの球団に対して契約の意思がないことを伝えているという。

 今オフのフリーエージェント市場におけるベストの中堅手と目されているケインの市場に大きな動きが出始めた。ケインが現時点で届いているオファーを吟味し、移籍先候補の絞り込みを開始したのだ。ケイン獲得レースにはレンジャーズ、ブリュワーズなどが加わっていることがすでに報じられているが、ケインのもとには複数の球団から4年契約のオファーが届いている一方、ケインから契約の意思がないことを伝えられた球団もあるという。現時点でどの球団が獲得レースに残っているのか、詳しい状況は明らかになっていない。

 昨季のケインは自己最多の155試合に出場し、打率.300、15本塁打、49打点、26盗塁、OPS.803の好成績をマーク。打率3割は直近4シーズンで3度目、15本塁打とOPS.803はキャリア2番目、26盗塁はキャリア3番目の数字であり、センターの守備でも守備防御点+5を記録するなど、走攻守三拍子揃った活躍を見せた。4月に32歳の誕生日を迎えるケインだが、走攻守すべての面において年齢的な衰えは見られず、4年契約は妥当なオファーと言えるだろう。

 オフシーズン当初、ケイン獲得レースにはジャイアンツやブルージェイズも加わっていたが、ジャイアンツはアンドリュー・マカッチェンとオースティン・ジャクソン、ブルージェイズはランドール・グリチックとカーティス・グランダーソンを獲得し、外野については大きな補強をほぼ終えている。徐々に外野手の市場が縮小していくなか、現時点で手元にあるオファーよりも好条件のオファーが期待できないと判断したケイン側が移籍先候補の絞り込みに入ったのだろう。今オフ最高の中堅手を手に入れるのはどのチームなのか。早ければ近日中にも移籍先が決定するはずだ。

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