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ヤンキースの残り予算は1500万ドルか

2018.1.25 16:00 Thursday

 ヤンキースがぜいたく税の税率をリセットするために今季の年俸総額を1億9700万ドル以内に収めようとしていることは周知の事実である。MLB.comのジョン・ポール・モロシによると、今オフのヤンキースの残り予算は1500万ドル程度となっているようだ。

 ヤンキースは現時点で今季の年俸総額がおよそ1億6200万ドルとなっており、単純計算ではまだ3500万ドルの余裕があることになる。しかし、ぜいたく税の対象となる年俸総額には選手に支払われる出来高なども含まれるルールとなっており、ヤンキースはこれに備えて少なくとも1000万ドルほどをキープしておく必要がある。さらに、シーズン途中でのトレード補強やマイナーからの昇格を考えると、これらの選手のサラリーとして1000万ドル程度を確保しておきたい。よって、ヤンキースが今オフ使える残り予算は1500万ドル程度になる、というのがモロシの主張である。

 もちろん、デービッド・ロバートソンやジャコビー・エルズベリーといった高額年俸選手を放出して予算枠を空けることも可能だが、ロバートソンはともかく、不良債権化が進んでいるエルズベリーのトレードを成立させるのは至難の業。現在のエルズベリーには年俸300万~400万ドルほどの価値しかないと見られており、トレードを成立させるためにはヤンキースはかなりの金額を負担することを強いられることになる。予算が1500万ドルしか残っていないヤンキースがダルビッシュ有などの大物選手を獲得するのは難しく、今後は限られた予算のなかで戦力アップに繋がる補強を模索していくことになるだろう。

 そこでモロシが提案するのが内野手の補強である。今季のヤンキースは二塁と三塁を若手選手に競わせる方針だが、市場にはまだトッド・フレイジャーやニール・ウォーカーといった計算できるベテラン選手が残っている。彼らを獲得することは戦力の底上げに繋がるはずだ。売れ残っているマイク・ムスターカスも場合によっては年俸1500万ドル前後の契約で獲得可能になるかもしれない。

 昨季あと1勝届かずにワールドシリーズ進出を逃したヤンキースは、2009年以来9年ぶりとなるワールドシリーズ進出&制覇のために残りの1500万ドルをどのように使うのか。ブライアン・キャッシュマンGMにとって腕の見せ所となりそうだ。


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