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「史上最高のDH」は来年いよいよ殿堂入りへ

2018.1.25 18:30 Thursday

 「史上最高の指名打者」と呼ばれるエドガー・マルティネスは、日本時間1月25日に結果発表が行われた2018年のアメリカ野球殿堂入り投票で、当選ラインに20票届かなかった。しかし、歴史が正しければ、ラストチャンスとなる来年、エドガーは必ず殿堂入りを果たすはずだ。

 エドガーは今回の殿堂入り投票を振り返り、「今回、殿堂入りを果たすことはできなかったけど、70%以上の票を得られたのは大きな前進だね。来年は良いことが起こるんじゃないかなと思っているよ」とコメント。来年の殿堂入りに向けて、確かな手応えを感じたようだ。

 過去22年間の殿堂入り投票で68.3%以上の得票率を記録しながら殿堂入りできなかった選手は、必ずその翌年に殿堂入りを果たしている。また、1936年に殿堂入り投票が開始されて以来、70%以上75%未満の得票率を記録した選手は29人いるが、全員が何らかの形で最終的に殿堂入りしているのだ。なかには記者投票での殿堂入りを果たせず、ベテランズ委員会の選考により殿堂入りを決めた選手もいるが、殿堂入りしていることに変わりはない。エドガーにとっては何とも心強いデータである。

 来年の新規有資格者に絶対的な殿堂入り候補が少ないことも、エドガーの殿堂入りを後押しする。来年から有資格者となる選手のうち、殿堂入り間違いなしと目されているのはマリアーノ・リベラくらい。トッド・ヘルトン、アンディ・ペティット、ロイ・ハラデイも少なくない票を集めると見られるが、チッパー・ジョーンズ、ブラディミール・ゲレーロ、ジム・トーメイ、トレバー・ホフマンの名前が投票用紙から消え、エドガーに票が集まりやすい環境は整っている。

 エドガーの得票率は有資格初年度の36.2%から32.9%、36.5%、35.9%、25.2%、27.0%、43.4%、58.6%と推移。ここ数年で大きく得票率を伸ばし、今回ついに70%の大台を突破した。「20%台中盤だったころには、ここまで到達できるとは思っていなかった。70%以上の得票率を得てラストイヤーに臨めるのは心強いよ。まだチャンスがあると感じている」とエドガー。指名打者専門の期間が長く、守備面での貢献がほとんどないため、過小評価されがちなエドガーだが、通算打率.312、出塁率.418、長打率.515というハイレベルな打撃成績がようやく正当な評価を受け始めているのだろう。

 「指名打者」というポジションを確立し、「史上最高の指名打者」となったエドガー。1年後、その名前がアメリカ野球殿堂に刻まれることになるはずだ。

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