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ブリュワーズが1対4のトレードでイェリッチを獲得

2018.1.26 10:30 Friday

 ポストシーズン進出を目指すブリュワーズがルイス・ブリンソンら若手4選手とのトレードでマーリンズからクリスチャン・イェリッチを獲得することに成功した。再建を進めるマーリンズは今回のトレードにより、昨季のレギュラー外野手を全員放出したことになった。

 ジャンカルロ・スタントン(ヤンキース)、ディー・ゴードン(マリナーズ)、マーセル・オズーナ(カージナルス)らが次々に放出されるなか、自身の放出を希望していたイェリッチ。その希望はブリュワーズへのトレードという形で叶えられた。球団オプションを含めると2022年まで契約を残す26歳の好打者を獲得するために、ブリュワーズはブリンソンのほか、イサン・ディアス、モンテ・ハリソン、ジョーダン・ヤマモトの計4選手を放出。MLB公式サイトの球団別プロスペクト・ランキングによると、ブリンソンは球団1位、ディアスは同6位、ハリソンは同14位のプロスペクトであり、ここからはイェリッチの価値の高さがうかがえる(ヤマモトはTOP30圏外)。マーリンズはイェリッチ獲得を希望するブレーブスに超有望株のロナルド・アクーナを要求していたとの報道も出ているが、ブリュワーズも当然のように球団最高の有望株を手放すこととなった。

 イェリッチはレギュラー定着1年目の2014年にゴールドグラブ賞を獲得し、2016年には打率.298、21本塁打、98打点、OPS.859の好成績でシルバースラッガー賞を初受賞。昨季も打率.282、18本塁打、81打点、OPS.807と安定したパフォーマンスを見せ、リーグを代表する好打の外野手として高い評価を受けている。マーリンズでは主にレフトを守り、昨季からセンターにコンバートされていたが、ブリュワーズのレフトには主砲のライアン・ブラウン、センターには新加入のロレンゾ・ケインがいるため、イェリッチはライトに入ることになると見られる。場合によってはイェリッチがセンターに留まり、ケインがライトに入る可能性もあるだろう。

 今後数年間は低迷間違いなしのマーリンズから、本気でポストシーズン進出を目指すブリュワーズへ移籍したイェリッチ。おのずとモチベーションは高まるはずであり、今季はキャリアハイとなる大活躍が期待できるかもしれない。


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