復活が期待されるマリナーズのキング・F.ヘルナンデス
2018.1.26 13:15 Friday
2001年を最後にポストシーズン進出を果たせていないマリナーズ。昨年はジェームズ・パクストンら若手の台頭があり、収穫があったシーズンとなった。それでもチームが浮上するためにはエースの活躍がカギを握る。マリナーズのエースといえば「キング」ことフェリックス・ヘルナンデスだ。
昨年のヘルナンデスは2度の故障に苦しみ、約3ヶ月間、ローテーションから外れた。この影響もあり出場はわずかに16試合で6勝5敗 防御率4.36に終わった。勝数こそなんとか勝ち越したものの、これまで続けていた連続2桁勝利は8年で途切れることになった。昨年は先発陣の故障が相次いだこともあってチームの先発防御率は4.70(ア・リーグ9位)と苦しんだ。
長年、先発ローテーションを守ってきたヘルナンデスは毎年最低30試合には登板し、200イニング以上を投げてきた。球威はもちろんのこと長いイニングを投げることができるスタミナは魅力的だ。今季の先発陣の候補としてはフェルナンデスとパクストン、エラスモ・ラミレスやマイク・リーク、マルコ・ゴンザレス、アンドリュー・ムーア、そしてアリエル・ミランダと数多くの数は揃っている。昨年は若手の台頭もあったが、エースとしてフェルナンデスは最低でも25試合以上は投げる必要があるだろう。
投手陣のキャンプが目前に迫っている今、心配されるのはヘルナンデスの健康状態だ。マリナーズでは過去、ベテラン投手の調整を遅めにしてきたことがあり、これがシーズンに向けて準備する期間が短くなってしまったことがあるという。ヘルナンデスも昨年、シーズン開幕当初はなかなか調子が上がらず2勝2敗 防御率4.73の成績に終わっている。今春はこれまでとは違った調整を行う予定だ。
ヘルナンデスとのマリナーズとの契約はオプションも含めれば2020年まで残っている。まずは彼がエースとして復活することが久々のポストシーズン進出に向けて必要不可欠だ。
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