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メッツ・デグロム 契約延長に前向きもまずは今季に集中

2018.1.26 12:00 Friday

 今オフ、メッツはジェイコブ・デグロムとの契約延長に向けて、簡単な話し合いの場を設けた。本格的な交渉には発展せず、メッツはデグロムとの年俸調停を回避して1年契約を結んだが、デグロムはチーム側が望むのであれば契約延長交渉に前向きな姿勢を示している。

 「僕はここ(=メッツ)でのプレイを楽しんでいる。もしチームが話し合いを望むなら、フェアな内容であれば合意することも可能だし、僕はそれ(=契約延長)についてオープンだよ。でも、今のところは1年契約ということになりそうだね」とデグロム。今オフが年俸調停2年目となったデグロムは、年俸調停を回避して年俸740万ドルの1年契約で合意。順調にいけば2020年のシーズン終了後にフリーエージェントとなるが、そのときにはすでに32歳になっている。投手としては下り坂に突入してもおかしくない年齢であり、メッツと契約を延長して少しでも長く契約を確定させておきたいというのがデグロムの本音なのかもしれない。

 昨季のデグロムは先発投手に故障者が続出するなか、1年を通してローテを守り、31試合に先発して自己最多の201回1/3を投げ抜いた。6月から7月にかけて8先発連続勝利を記録するなど、15勝10敗、防御率3.53、239奪三振の好成績をマーク。エースとして孤軍奮闘したシーズンだった。

 メッツにはデグロムのほか、ノア・シンダーガード、マット・ハービー、スティーブン・マッツ、ザック・ウィーラーと才能豊かな先発投手が多数在籍しているが、いずれも故障が多く、この5人が先発ローテーションに揃ったことは一度もない。「昨季、当初予定されていた先発投手が実際に先発した試合がいくつあった?あまりなかったと思うよ」とデグロムは昨季を振り返る。そして、「今季は彼らが健康に過ごし、ジェイ・ブルースがチームに戻ってきて、マイケル・コンフォートも故障から帰ってくる。僕たちは良いポジションにいると思うんだ」と今季の戦いに期待を寄せる。

 デグロムは「去年は優勝争いをするはずだったけど、故障者の続出によってできなかった。彼らが戻ってきて、今季はもう一度優勝争いをするつもりだ」と今季に向けての意気込みを口にした。まずは今季。デグロムが契約延長のことを考えるのは、今季が終わってからになりそうだ。


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