44歳右腕・コローンが故郷のドミニカ共和国で投球を披露
2018.1.26 16:15 Friday
オフシーズンでは毎年のようにFA選手の去就が注目される。それでもいつ契約がまとまるかどうかは不明で実績を残した選手でも長期間待つことになる。もちろんそれには年齢関係なく、ベテラン投手にとっても耐え時だ。ツインズからFAとなっているバートロ・コローンも「その時」を待っている。
44歳のコローンは昨年、ブレーブスで開幕を迎えるも成績が振るわず、夏場に退団が決まった。その後はツインズとマイナー契約を結び、すぐにメジャー復帰を果たすと5勝6敗 防御率5.18の成績を残した。シーズン通算では28試合に登板して7勝14敗 防御率6.48だった。ちなみに日本時間8月5日のレンジャーズ戦では9回4失点で完投勝利を飾っている。
シーズン終了後にFAになったが、現時点で一昨年まで所属していたメッツがコローンとのマイナー契約を検討しているという話がある。本人も「戻ることができるなら戻りたい」とコメントを残し、現役続行に向けて意気込んでいる。しかし、まだ正式発表はされていないため待つしかない状態になっている。
現在のコローンは故郷のドミニカ共和国に帰り、投球練習を行っている。「MLB.com」の動画コーナー「Cut4」でその様子が公開されており、そこにはドミニカの球場でストライク投球を披露するコローンの姿がある。その動画の中で驚くべきことに捕手のミットがまったく動かないのだ。その動画を通じて44歳になっても制球力は健在でまだまだプレーできることをアピールしているかのようにもみえる。
果たしてコローンの今季の所属先は無事に決まるだろうか。あと6勝に迫ったラテンアメリカ出身選手の通算勝利数「245」の更新が現役を続けるモチベーションの1つになっていることだろう。