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最強の1番打者・ブラックモンが中軸を打つ可能性

2018.1.26 15:00 Friday

 チャーリー・ブラックモン(ロッキーズ)は昨季、1番打者として様々な記録を樹立した。名実ともに「最強の1番打者」となった感のあるブラックモンだが、チームの戦力アップに繋がるのであれば1番を他の選手に譲り、打線の中軸を打つ準備もできているようだ。

 昨季のブラックモンは自己最多の159試合に出場し、打率.331、37本塁打、104打点、14盗塁、OPS1.000の大活躍。37本塁打はノーラン・アレナードと並んでチーム最多の数字であり、自身初の打撃タイトルとなる首位打者を獲得した。シーズン104打点のうち103打点を1番打者として叩き出し、これは2000年にダリン・アースタッド(当時エンゼルス)が樹立した100打点を上回るメジャー新記録。383塁打も1番打者としてはメジャー新記録であり、長打86本も1番打者のナ・リーグ新記録となった。ブラックモンが「リードオフを打つのは快適だよ」と語る通りの結果となったわけだが、その一方でブラックモンは「打線の組み方としてはベストの形ではないかもしれないね」と、自身がリードオフマンを外れたほうが打線として良い形になるのではないかとの考えも示している。

 カルロス・ゴンザレスがフリーエージェントとなってチームを去り、ロッキーズは現在3番打者が不在の状況となっている。2番打者のDJレメイヒューと4番打者のアレナードはいずれも右打者であり、3番に入るのは左打者が理想。ここに昨季首位打者のブラックモンを入れようというアイディアが出てくるのは、ごく自然な流れである。ブラックモン自身は打線がより良い形になるのであれば打順の変更を受け入れる姿勢を示しており、「まだ話し合いをしたわけではないけど、可能性はあると思っているよ。良いアイディアなんじゃないかな」と打順の変更に前向きなコメントを残している。

 ゴンザレスの代わる正右翼手の候補としてはヘラルド・パーラ、ライメル・タピア、デービッド・ダールらの名前が挙がっているが、この3人はいずれも左打者。昨季を全休したダールは、デビューイヤーの2016年に63試合で打率.315、7本塁打、OPS.859の好成績を残しており、コンディションさえ万全ならば3番を任せることのできる好打者である。ブラックモンの打順については、彼らの状態を見ながら最終的な判断が下されることになりそうだ。


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