ロイヤルズがレギュラー遊撃手のエスコバーと再契約へ
2018.1.27 12:00 Saturday
2015年以来のワールドシリーズを目指すロイヤルズにとって守備の要の1つである遊撃のポジションを固めなければならない。そんな中、FAとなっていた遊撃手のアルシデス・エスコバーと再契約する見込みとなった。
31歳のエスコバーは昨年、遊撃のレギュラーとして2年連続となる全162試合に出場した。しかし、近年と比べると打撃成績が下降し打率.250 6本塁打 54打点と不本意な結果に終わった。また、盗塁数も以前は20から30は記録していたが、昨年はわずかに「4」のみだった。今オフは7年契約が満了したことでFAとなっていた。
契約については「ESPN」のバスター・オルニー記者は「ロイヤルズはエスコバーと1年250万ドルで再契約をした」とレポートしている。
エスコバーの魅力はロイヤルズ7年間で3度、全試合に出場したタフネスさにある。チームのデイトン・ムーアGMは「彼はバックアップとしてチームに戻ってくることはない。全試合に出場した実績があるようにこれからも遊撃のレギュラーとして活躍してくれるだろう」と期待を寄せている。エスコバーがFAになっている時期にはラウル・モンデシーをレギュラーにする案があったが、エスコバーの残留によってロレンゾ・ケインが抜けた中堅を守る見込みだ。それでもチームの計画ではモンデシーの成長のために3Aスタートで試合経験を積ませるというが、現時点では明確な戦略が決まっていない。
2015年にゴールドグラブ賞に輝いたエスコバーの帰還によってウィット・メリーフィールドとの二遊間コンビが復活することになる。チーム屈指の名手は今季、打撃復活にも期待がかかる。果たして再びワールドチャンピオンになれるかどうか彼のプレーに注目だ。
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