ヤンキースが二塁・三塁・先発のデプス補強を目指す
2018.1.29 10:00 Monday
ぜいたく税の税率をリセットするために今季の年俸総額を1億9700万ドル以内に抑える方針のヤンキースは、今オフの残り予算が1000万~1500万ドル程度であると見られている。ニューヨーク・ポストによると、ヤンキースはその残り予算を使用して二塁・三塁・先発の選手層を厚くすることを目指しているようだ。
ヤンキースはMLB公式サイトの球団別プロスペクト・ランキングで1位のグレイバー・トーレスと5位のミゲル・アンドゥハーがそれぞれ二塁と三塁で長期にわたってレギュラーを担うことのできる逸材であると考えている。また、有望な先発投手としては同ランキングで2位のチャンス・アダムスと4位のジャスタス・シェフィールドがいる。アンドゥハーは昨季メジャーデビューを果たし、トーレスとアダムスはすでにAAA級、シェフィールドもAA級まで到達。早ければ今季中、遅くとも来季中には4人全員がメジャーの舞台に揃う可能性が高く、それまでの「つなぎ役」となる選手を1~2年の短期契約で獲得するのが理想的な展開と言える。
ニューヨーク・ポストのリポートによると、ヤンキースは二塁と三塁の両方を守れる選手を獲得したいと考えているようだ。そこで獲得候補に浮上する可能性があるのがエドゥアルド・ヌニェスである。ヌニェスは昨季ジャイアンツとレッドソックスで計114試合に出場し、打率.313、12本塁打、58打点、24盗塁、OPS.801の好成績をマーク。一塁以外の内野3ポジションと外野の両翼を守ることのできるユーティリティ・プレイヤーであり、また、2013年までヤンキースでプレイしていたという縁もある。二塁と三塁の「つなぎ役」、あるいはバックアップとして理想的な存在と言えるだろう。他にはトッド・フレイジャー、ニール・ウォーカーらが獲得候補に挙がっているようだ。
先発投手に目を向けると、ニューヨーク・ポストはアンドリュー・キャッシュナー、ジェイソン・バルガス、クリス・ティルマンらを獲得候補に挙げている。すでにルイス・セベリーノ、田中将大、ソニー・グレイ、CCサバシアで先発ローテーションの4番手までは確定しており、安価なベテラン投手を獲得することにより先発5番手のアップグレードを目指すことになりそうだ。
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