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今週中にもダルビッシュの契約先が決定 カブス最有力か

2018.1.29 11:00 Monday

 MLBネットワークのジョン・ヘイマンによると、今オフのフリーエージェント市場における最高の先発投手と評価されているダルビッシュ有が今週中に契約先を決める可能性があるようだ。そして、契約先の最有力候補としてカブスの名前が浮上している。

 ダルビッシュ獲得レースにはカブスのほか、ツインズ、ブリュワーズ、フィリーズ、ヤンキースなどが加わっていると見られており、ブリュワーズとツインズは正式に契約オファーを提示したことが報じられている。しかしながら、ツインズはダルビッシュ獲得に向けて積極的に動く一方で、5年を超える契約を与えることには否定的であり、ダルビッシュ獲得に失敗した場合のバックアップ・プランとしてアレックス・カッブの獲得を検討しているという。ブリュワーズはクリスチャン・イェリッチとロレンゾ・ケインを獲得するなど、ここにきて大きく動いているが、ドミンゴ・サンタナやエリック・テームズが余剰戦力となりつつある状況において、フリーエージェント市場よりもトレード市場で先発投手の補強を目指す可能性が高まっている。これらのことを考慮した結果、カブスが最有力候補に挙がっているのだろう。

 カブスは今オフ、ジェイク・アリエタとジョン・ラッキーがフリーエージェントとなり、彼らに代わる先発投手の獲得が急務となっていた。すでにタイラー・チャットウッドと3年3800万ドルで契約し、ラッキーの穴を埋めることには成功したものの、アリエタの穴がなかなか埋まらない状況。市場に大きな動きがないなかで、アリエタを呼び戻す可能性も取り沙汰されていたが、優先順位はやはりダルビッシュのほうが高いようだ。

 カブスがダルビッシュの獲得に成功すれば、ジョン・レスター、カイル・ヘンドリックス、ホゼ・キンターナ、チャットウッドとともにメジャー有数の強力先発ローテーションを形成することになり、大型補強を進めるブリュワーズ、ポストシーズン復帰を目指すカージナルスにとって大きな脅威となるはず。ダルビッシュはどのチームを選択するのか。まもなくその答えが明らかになりそうだ。


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