English Español 韓国語

エスピノーザがヤンキースとマイナー契約 二塁争い参戦へ

2018.1.30 12:00 Tuesday

 MLB.comのマーク・フェインサンドによると、ダニー・エスピノーザがヤンキースとのマイナー契約で合意に至ったようだ。エスピノーザは招待選手としてスプリング・トレーニングに参加し、若手内野手と二塁のレギュラーの座を争うことになりそうだ。

 ナショナルズ時代に正二塁手ないし正遊撃手として活躍し、シーズン2ケタ本塁打を4度(2016年の24本塁打が自己最多)、シーズン2ケタ盗塁を2度(2012年の20盗塁が自己最多)記録したことのあるエスピノーザだが、トレードでエンゼルスへ移籍した昨季は開幕から大不振。77試合に出場して打率.162、6本塁打、29打点、OPS.513という悲惨な打撃成績に終わり、7月中旬にエンゼルスをDFA→解雇となった。7月下旬にマリナーズと契約したものの、8試合で打率.188、OPS.548と結果を残せず、1ヶ月も経たないうちに解雇。その後、レイズと契約したが、ここでも8試合のみの出場に終わり、シーズン閉幕を待たずして解雇された。シーズン通算の成績は93試合に出場して打率.173、6本塁打、31打点、OPS.523。故障により44試合のみの出場に終わった2013年を除けば、文句なしで自己ワーストのシーズンとなった。

 ヤンキースは二塁のレギュラー候補としてトップ・プロスペクトのグレイバー・トーレスが控えているが、開幕をAAA級で迎える可能性が高く、ロナルド・トレイエス、タイラー・ウェイドらが開幕スタメンを争う見込み。トーレス昇格までの「つなぎ役」を探しているヤンキースはエスピノーザのほかにブレーブスで正二塁手を務めた経験のあるジェイス・ピーターソンともマイナー契約を結んでおり、エスピノーザとピーターソンもスプリング・トレーニングで二塁のレギュラー争いに加わることになるだろう。

 2012年に189三振、2016年に174三振を喫するなど、打撃の粗さが課題のエスピノーザだが、ナショナルズ時代のパフォーマンスを取り戻せるようであれば正二塁手の有力候補。昨季の大不振を脱し、再び輝きを放つことを期待したい。


 関連ニュース

  1月29日 ヤンキースが二塁・三塁・先発のデプス補強を目指す

  1月25日 ヤンキースの残り予算は1500万ドルか

  1月19日 ヤンキースなど3球団がキューバ出身の有望株に注目

  1月15日 ヤンキース エルズベリーの年俸半額負担に前向きな姿勢

  1月15日 コール逃したヤンキース ダルビッシュ獲得に本腰か

spotvnow