English Español 韓国語

ドジャース 若手左腕・ウリアスの復帰を急がない方針

2018.2.1 16:30 Thursday

 デビューイヤーの2016年に5勝を挙げた若手左腕、フリオ・ウリアス(ドジャース)は昨年6月に左肩の手術を受けた。球団はウリアスの復帰を急がない方針であり、ダルビッシュ有の動向に関わらず、ウリアスが開幕ローテーションに含まれないことは確実な情勢となっている。

 ファーハン・ザイディGMはスプリング・トレーニング中にウリアスがマウンドからの投球練習を行う可能性が低いことを明らかにした。手術を受けてからおよそ7ヶ月を経過したウリアスは、「故障の再発はない」とザイディが語るように、今のところは順調に回復している。しかし、ザイディは「マウンドに立ったり、試合で投げたりするまでには、まだ越えなければならないハードルがいくつかある」と有望株左腕の早期復帰には慎重な姿勢を見せている。

 ウリアスはオフシーズンをアリゾナ州にある球団のトレーニング施設で過ごしている。トレーニングを続けるなかで、「僕は本当に健康だよ。もうすぐ投球を再開できるところまで来ているんじゃないかな」と戦列復帰に向けての手応えも感じつつあるようだ。「毎日、痛みがなく健康であるかを気にしている。目標を達成することができたらいいね」と語るウリアスが目指すのは、手術から1年が経過する6月下旬の戦列復帰だ。そこから本格的にメジャー復帰への準備が開始されることになるだろう。

 2年前にメジャーデビューを果たしているため忘れられがちな事実だが、ウリアスはまだ21歳である。今後の長いキャリアを考えると、戦列復帰を焦る必要など全くないのだ。ウリアスは「ファンフェスタに参加したときに、誰も僕のことを覚えていないんじゃないかって(チームメイトと)冗談を言っていたんだよ。でも、ファンは僕のことを覚えていてくれた。それがモチベーションになっているよ」と語り、戦列復帰に向けて意欲を見せた。

 なお、今季のドジャースは現時点ではクレイトン・カーショウ、リッチ・ヒル、アレックス・ウッド、前田健太、柳賢振(リュ・ヒョンジン)の5人で先発ローテーションを形成する予定。デーブ・ロバーツ監督はウォーカー・ビューラー、ロス・ストリップリング、ブロック・スチュワートらもローテ候補として考えているようだ。


 関連ニュース

  1月29日 ドジャース ケンプをレギュラー候補の一人と見なす

spotvnow