38歳のバンヘッケンが目指す16年ぶりのメジャー復帰
2018.2.4 16:00 Sunday
メジャーリーグのスプリングトレーニングもすぐそこに迫っている中、FA中の選手たちをはじめ、他国で実績を残した選手もメジャー復帰にむけて所属先を探している。かつて日本球界でもプレーしていたアンディ・バンヘッケンもその1人だ。
バンヘッケンは2002年にタイガースでメジャーデビューした実績があり、5試合に登板して1勝3敗 防御率3.00だった。その後はメジャーに昇格することができず、アジア球界に活躍の場を求め台湾や韓国、日本と渡り歩いた。韓国で最多勝に輝き、満を持して日本球界にやってきたが、結果を残すことができず、シーズン途中で退団となった。日本を離れた後は再び韓国に戻り、昨年まで先発の一角を担って活躍。そして現在はFAとなりメジャー復帰を目指しているという。
現在38歳のバンヘッケンについて古巣・タイガースの地元紙「デトロイト・フリープレス」のアンソニー・フレンチ記者は「バンヘッケンは2002年を最後にメジャーのマウンドには立ってはいないが、30代後半に再びその舞台に復帰することを考えていた。彼の希望を実現するには今が絶好の機会だ。自身もぜひその姿を見てみたい」と報道している。
その報道ではバンヘッケンに海外での豊富な経験と先発としてのスタミナ、そして韓国球界での活躍の原動力となったフォークボールがあるとしており、メジャー復帰の可能性があることを示唆している。2002年の登板後、マイナーから復帰を目指したバンヘッケン。1番昇格に近かったのは2011年で当時はアストロズ3Aで35試合(19先発)に登板し、9勝6敗 防御率3.40だった。
バンヘッケンは40歳が近くなった今でも「まだ投げたい」とプレーへの情熱は衰えることはない。今オフは多くの選手の移籍先が決まっていない中で彼にもメジャー復帰の可能性は十分にある。果たして復帰への第一歩となる契約を勝ち取ることはできるだろうか。海外で実績を残したベテランの野球人生はまだまだ続く。
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