左打ちの外野手を狙うオリオールズ ジェイの獲得に興味
2018.2.5 11:00 Monday
主力級の外野手が右打者に偏っているというチーム事情もあり、左打ちの外野手の獲得を模索しているオリオールズ。MASNスポーツによると、昨季打率.296をマークした巧打者のジョン・ジェイが獲得候補の一人として浮上しているようだ。
2010年にカージナルスでメジャーデビューを果たし、カージナルスで6シーズン、パドレスで1シーズンを過ごしたジェイは、昨季カブスで141試合に出場し、打率.296、2本塁打、出塁率.374、OPS.749をマーク。打率.290以上のシーズンはメジャー8年間で6度目となり、例年通りの安定したパフォーマンスでチームの地区優勝に貢献した。2014年以降は準レギュラー的な位置付けでのプレイが続いており、規定打席に到達したのはカージナルス時代の2013年が最後だが、オリオールズに不足している左打者である点、外野3ポジションを守ることができる点などを考慮しても、オリオールズにフィットする存在と言えるだろう。
オリオールズは外野のレギュラーに予定されているトレイ・マンシーニ、アダム・ジョーンズ、ジョーイ・リカード、控え外野手のオースティン・ヘイズ、主に指名打者を務めるマーク・トランボがいずれも右打者という状況であり、今オフは左打ちの外野手が補強ポイントの一つとなっていた。カルロス・ゴンザレスやジャロッド・ダイソンといった名前も獲得候補として浮上し、現在はスイッチヒッターではあるものの、メルキー・カブレラの獲得に動く可能性も取り沙汰されている。打線全体を見ても、マニー・マチャド、ジョナサン・スコープ、ティム・ベッカムといった主力級はいずれも右打者であり、左打者は元本塁打王のクリス・デービスと新人捕手のチャンス・シスコくらいしか見当たらないため、左打者を獲得しておきたいところだ。
ローテーションを任せられる先発投手など、まだ複数の補強ポイントを残しているオリオールズ。スプリング・トレーニングの開始が目前に迫るなか、どのような動きを見せるのか注目だ。
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