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メッツはフレイジャーないしヌニェスの獲得を優先か

2018.2.5 11:30 Monday

 二塁手または三塁手の補強を目指していることが報じられているメッツ。MLBネットワークのケン・ローゼンタールによると、メッツは獲得候補として名前が挙がっている内野手のうち、トッド・フレイジャーないしエドゥアルド・ヌニェスの獲得を最優先に考えているようだ。

 現時点でのメッツの内野は、一塁に新加入のエイドリアン・ゴンザレス、二塁にウィルマー・フローレス、三塁にアズドゥルバル・カブレラ、遊撃に新人のアメッド・ロサリオが入り、ホゼ・レイエスがベンチに控えるという布陣になっている。ただし、メッツはフローレスを内野のユーティリティとして使いたい意向があり、また、三塁コンバートが予定されているカブレラは三塁よりも二塁でのプレイを希望している。これらを考慮した結果、二塁手よりも三塁手を獲得するほうがチーム事情にフィットするという判断に至ったようだ。

 メッツの内野手補強の候補としてはフレイジャー、ヌニェスのほか、ニール・ウォーカー、ジョシュ・ハリソン(パイレーツ)らの名前が挙がっていたが、「三塁手優先」の方針により、フレイジャーとヌニェスが有力候補として浮上。しかし、ローゼンタールはヤンキースとの再契約が噂されているフレイジャーが、ヤンキースからのオファーを引き上げるためにメッツを利用するのではないかという見解を示しており、昨季27本塁打のスラッガーがメッツに加入するかどうかは不透明な状況である。三塁を中心に、二塁、遊撃、左翼、右翼と多くのポジションを守ることのできるヌニェスが、現時点では最有力候補と言えそうだ。

 また、ローゼンタールはコンディション面に不安があることや、複数年契約を希望していることなどにより、メッツがウォーカーの呼び戻しに消極的であることを報じている。ハリソンについてはトレード交渉に目立った進展はないようだ。

 さらに、メッツは「価格が下がれば」という条件付きではあるものの、ランス・リンやアレックス・カッブといった先発投手の獲得に動く可能性があるという。彼らの獲得に成功すれば、高いポテンシャルを秘めながらも常に故障のリスクを抱えている先発ローテーションの大きな助けとなりそうだ。


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