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リアルミュートを巡るトレード交渉に進展なし

2018.2.6 12:00 Tuesday

 捕手のアップグレードを目指し、J.T.リアルミュート(マーリンズ)の獲得を狙っているナショナルズだが、MLB.comのジョン・ポール・モロシによると、両球団はトレード交渉を続けているものの、交換要員を巡る溝が埋まらず、交渉に目立った進展はないという。

 モロシによると、マーリンズは正捕手を放出する対価としてナショナルズの最上位の有望株2人(ビクトル・ロブレスとフアン・ソト)のうち1人をパッケージに含めることを要求している。しかし、ナショナルズはこれを拒否。MLB公式サイトでマーリンズの番記者を務めるジョー・フリサロが先日、マーリンズがロブレスの獲得を希望していることを報じていたが、ナショナルズがロブレスとソトの放出を拒んでいることにより、トレード交渉が全く進展しない状況が続いている。

 昨季のリアルミュートは141試合に出場して打率.278、17本塁打、65打点、OPS.783をマーク。強肩にも定評があり、まだ26歳と若く、少なくともあと4年保有可能なため、マーリンズの要求が高くなるのは当然だろう。リアルミュート自身がトレードを希望しているとはいえ、マーリンズにはリアルミュートの放出を急ぐ理由はなく、ナショナルズがリアルミュートを獲得するためには交換要員をマーリンズの要求に近付けていく必要がある。ナショナルズがロブレスないしソトの放出を決断できるかどうかが、トレードの成否のカギを握っていると言えそうだ。

 ロブレスはMLB公式サイトのプロスペクト・ランキングで全体6位にランクインしている有望株。昨季はマイナー2階級合計で打率.300、10本塁打、27盗塁、OPS.875の好成績を残し、メジャーでも13試合に出場した(打率.250、OPS.766)。現在19歳のソトは全体29位のプロスペクト。昨季はルーキー級で9試合に出場したあと、A級で23試合に出場し、2階級合計で打率.351、3本塁打、OPS.919をマークした。

 球団史上初のワールドシリーズ進出&制覇を目指すナショナルズは捕手のアップグレードを実現することができるのか。今後の動向に注目だ。


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