ヤンキース ブーン新監督支えるコーチ陣がようやく決定
2018.2.6 12:30 Tuesday
日本時間2月6日、ヤンキースはベンチコーチにジョシュ・バード、三塁ベースコーチにフィル・ネビンが就任することを発表。これにより空席となっていた2枠が埋まり、今季から監督に就任するアーロン・ブーンをサポートするコーチング・スタッフが正式に決定した。
昨季のコーチング・スタッフから留任となったのは投手コーチのラリー・ロスチャイルド、ブルペンコーチのマイク・ハーキー、打撃コーチのマーカス・テームズの3人だ。テームズは過去2年間、打撃コーチ補佐を務めてきたが、今季からメインの打撃コーチに昇格することになった。ロスチャイルドはヤンキースのコーチとして8年目、ハーキーは9年目のシーズンを迎える。
ヤンキースはさらに、カルロス・メンドーサ(クオリティコントロールコーチ兼内野インストラクター)、P.J.ピリッテア(打撃コーチ補佐)、レジー・ウィリッツ(一塁ベースコーチ兼外野インストラクター)の3人がファーム組織から各役職へ昇格したことを発表。ブーンは先日、「チームにとって、とてもインパクトのあるスタッフになると思うよ」とコーチング・スタッフの編成に自信を見せていた。
ネビンとバードはともにヤンキース在籍経験はなく、球団外部からの招聘となった。ただし、それぞれブーンとは関わりがあり、元捕手のバードは2005年にインディアンスでブーンとチームメイトだった。過去2年間はドジャースでブルペンコーチを務めており、その経験を生かしてベンチコーチとしてブーンを支えることになる。ネビンはブーンの兄・ブレットと同じ高校に通っていたため、子供の頃からブーン一家と親交がある。2001年のオールスター・ゲームに選出された元内野手であり、ダイヤモンドバックス傘下のAAA級で3年間監督を務めたあと、昨季はジャイアンツで三塁ベースコーチを務めた。ブーンのサポート役としてうってつけの存在と言えるだろう。
ジャンカルロ・スタントンの加入、CCサバシアの残留などにより戦力は充実しており、今季のヤンキースが宿敵・レッドソックスとの優勝争いを制することができるかどうかはブーンの手腕次第。頼れるコーチング・スタッフを手に入れたブーンの采配に期待したい。
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