開幕ロースター入りを目指すヤンキースの有望株・トーレス
2018.2.6 16:30 Tuesday
スターリン・カストロ、トッド・フレイジャー、チェイス・ヘッドリーといった内野手が退団したヤンキースは、20歳のトップ・プロスペクト、グレイバー・トーレスに開幕ロースター入りのチャンスを与える方針だ。トーレスはすでにキャンプ地に到着し、チームメイトとトレーニングを行っている。
トーレスはヤンキースの選手のなかで、最も早くキャンプ地に到着した選手の一人である。トーレスのほかにはタイラー・オースティン、グレッグ・バード、ディディ・グレゴリウス、アーロン・ジャッジ、ロナルド・トレイエス、ルイス・セベリーノ、タイラー・ウェイドがすでにキャンプ地入り。日本時間2月6日にはジョージ・M・スタインブレナー・フィールドでトレーニングを行った。
開幕ロースター入りの可能性を問われたトーレスは「僕にはわからないことだらけだよ。開幕ロースター入りについてはあまり考えないようにしている。ハードに練習して、あらゆる機会を楽しみたいんだ。僕はとにかくハードに練習するだけだよ」とコメント。開幕ロースター入りを必要以上に意識しすぎず、自然体でキャンプに臨むつもりであることを強調した。
昨春、グレゴリウスが故障により4月の大半を欠場することが確実となったとき、数名のコーチは開幕戦の遊撃手にトーレスを推薦した。しかし、ブライアン・キャッシュマンGMはトーレスをマイナーに留めておくことを選択。トーレスはAA級で開幕を迎えたあとAAA級へ昇格し、左肘の故障により早々にシーズンを終えたが、キャッシュマンは「トーレスの故障がなければフレイジャーを獲得することはなかっただろう」と語っていた。メジャー昇格が目前まで迫っていることの証と言っていいだろう。
キャッシュマンはフリーエージェントを1年遅らせるためにトーレスの昇格を先延ばしにするつもりはなく、純粋に選手の実力で開幕ロースターを決定する方針を明らかにしている。「僕はどのポジションでも大丈夫だよ。ハードにプレイしてチームを助けるだけさ。チームが必要とすることなら何でもやるよ」と語るトーレスがメジャーの舞台に立つ日がまもなくやってくる。
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