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ア・リーグ東部地区3球団がヌニェスの動向を注視

2018.2.7 10:30 Wednesday

 昨季のエドゥアルド・ヌニェスがレッドソックス移籍後に見せた活躍は、ア・リーグ東部地区の各球団に強い印象を残したようだ。MLBネットワークのケン・ローゼンタールによると、レッドソックス、ヤンキース、レイズのア・リーグ東部地区3球団がヌニェスの獲得に興味を示しているという。

 昨季のヌニェスはジャイアンツで正三塁手格として起用され、76試合に出場して打率.308、4本塁打、31打点、18盗塁、OPS.752をマーク。レッドソックス移籍後は故障がちだったダスティン・ペドロイアの代役として二塁を守り、38試合で打率.321、8本塁打、27打点、6盗塁、OPS.892の好成績をマークした。膝の故障により不完全燃焼のままシーズンを終えることになってしまったが、所属したレッドソックスを含むア・リーグ東部地区の各球団にインパクトを与えるには十分な活躍ぶりだった。

 レッドソックスはペドロイアが開幕に間に合わないことが確実となっており、また、初のフルシーズンを迎えるラファエル・ディバースも昨季のような活躍をできるかどうかは未知数。ペドロイアの代役、そしてディバースのサポート役としてヌニェスは最適の存在と言える。

 ヤンキースも同じような状況だ。正二塁手のスターリン・カストロをジャンカルロ・スタントンとのトレードでマーリンズへ放出し、三塁からはチェイス・ヘッドリー(パドレスへトレード)とトッド・フレイジャー(メッツと契約)がいなくなった。二塁にグレイバー・トーレス、三塁にミゲル・アンドゥハーを据える構想を描いているが、彼らがすぐにメジャーの舞台で活躍できる保証はどこにもない。両ポジションを守れるヌニェスは間違いなくチームにフィットするだろう。

 そして、新たにヌニェス獲得レースに浮上してきたのがレイズだ。エバン・ロンゴリアをジャイアンツへ放出し、右打ちの内野手の層がやや薄くなっているというチーム事情がある。三塁にはマット・ダフィーが入る予定だが、二塁には絶対的なレギュラー候補がおらず、ヌニェスが加入した場合には正二塁手として起用される可能性が高い。

 フレイジャーが市場から消え、さらに注目が高まっているヌニェス。ドミニカ共和国出身のユーティリティ内野手は、今季の所属先としてどのチームを選択するのだろうか。


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