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FA市場最高の一塁手・ホズマーは8~9年契約を模索中

2018.2.8 10:30 Thursday

 ロイヤルズで7シーズンを過ごし、今オフ初めてフリーエージェントとなったエリック・ホズマーは、フリーエージェント市場において最高の一塁手との評価を受けている。すでに2球団から7年契約のオファーを提示されたホズマーだが、本人は8年を超える長期契約を狙っているようだ。

 現地の報道によると、フリーエージェント市場最高の一塁手であるホズマーに対して、パドレスが7年1億4000万ドル、昨季までホズマーが所属していたロイヤルズが7年1億4700万ドルのオファーをすでに提示している。ところが、USAトゥデイのボブ・ナイチンゲールによると、ホズマーはこのオファーに満足せず、8年契約または9年契約のオファーを待ち続けているという。

 ナイチンゲールは、ホズマーが2011年オフにブリュワーズからフリーエージェントとなったプリンス・フィルダーがタイガースと結んだ9年2億1400万ドルの超大型契約と同規模の契約を狙っているのではないかと見ている。2015年オフにカージナルスからフリーエージェントとなったジェイソン・ヘイワードがカブスと結んだ8年1億8400万ドルを最低ラインと考えているのだろう、というのがナイチンゲールの見立てである。

 すでに7年契約のオファーを提示している2球団のうち、ロイヤルズはブランドン・モスをアスレチックスへ放出して一塁手が不在となり、ホズマーへのオファーを引き上げる可能性がある。しかし、ホズマーはロイヤルズ以外にもオファーを引き上げる球団が現れ、より好条件の争奪戦が展開されるのを待ち続けていると見られている。

 昨季のホズマーはいずれも自己ベストとなる打率.318、出塁率.385、長打率.498、OPS.882をマークし、25本塁打は自己最多タイ、94打点は自己2位と各部門で好成績をマーク。シルバースラッガー賞を初受賞し、ゴールドグラブ賞は2年ぶり4度目の受賞となった。2011年のメジャーデビュー以来、大きな故障がなく、7年連続で規定打席に到達している頑丈さも魅力の一つ。しかし、一塁手としては突出した打撃力を誇っているわけではなく、本人が望むような好条件のオファーは得られない可能性のほうが高いだろう。


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