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ボラスと良好な関係のナショナルズ アリエタ獲得の可能性は?

2018.2.8 13:00 Thursday

 ダルビッシュ有と並んでフリーエージェント市場における最高の先発投手と目されていたジェイク・アリエタの契約先がまだ決まらない。USAトゥデイのボブ・ナイチンゲールは、代理人のスコット・ボラスがナショナルズと良好な関係を築いていることを指摘し、新天地候補としてナショナルズを挙げている。

 ナショナルズは先発3本柱のマックス・シャーザー、スティーブン・ストラスバーグ、ジオ・ゴンザレス、主力打者のブライス・ハーパー、アンソニー・レンドン、正捕手のマット・ウィータースらがボラスのクライアントであり、メジャー30球団のなかでもボラスと良好な関係を築いている球団の一つである。ナイチンゲールはアリエタとナショナルズの間で具体的な交渉が行われている様子はないとしつつも、ボラスとトム・ワーナー・オーナーの関係の深さを考慮し、ナショナルズがアリエタの獲得に動く可能性があると指摘している。

 マイク・リゾーGMは先発5番手の座をA.J.コールやエリック・フェッディといった若手投手に競わせる方針を明らかにしているが、彼らが1年を通して先発ローテーションの一角を務めあげることができるかどうかは未知数。もしアリエタ獲得に成功すれば、シャーザー、ストラスバーグ、アリエタ、ゴンザレス、タナー・ロアークと続く先発ローテーションは、5人全員に15勝以上を期待でき、メジャーリーグの歴史上でも有数の強力ローテとなるだろう。

 アリエタにはこれまで、カブス、ブリュワーズ、カージナルスなどが興味を示していることが報じられてきた。カブスやブリュワーズは4年1億1000万ドル程度での契約を検討していたようだが、アリエタはより長期の契約を求めていると見られている。オフシーズン当初、ボラスは6年1億6000万ドル程度を交渉の開始地点として設定していた。この条件でオファーを提示する球団は現れそうにないが、アリエタは適切なオファーが出てくるのを待ち続けるつもりのようだ。

 「ダルビッシュが決まればアリエタも決まる」と言われているように、現在のアリエタはダルビッシュ争奪戦に敗れたチームが自身の獲得レースに加わるのを待っている状況。契約先が決まるにはもうしばらく時間が掛かりそうな気配だ。


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