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オドリッジとマクヒューがトレード市場で注目を集める

2018.2.8 18:30 Thursday

 MLBネットワークのケン・ローゼンタールによると、ジェイク・オドリッジ(レイズ)とコリン・マクヒュー(アストロズ)の両右腕がトレード市場で他球団からの関心を集めているようだ。ローゼンタールは特にツインズとオリオールズが両右腕の動向を注視していることを伝えている。

 ツインズは昨季16勝を挙げたエースのアービン・サンタナが右手中指の手術を受け、回復までに10~12週間を要することが確定。昨季14勝のホゼ・ベリオスと同12勝のカイル・ギブソン以外に計算できる先発投手がおらず、2年連続のポストシーズン進出のために先発投手の補強が急務となっている。「1500 ESPN」のダレン・ウルフソンによると、ツインズはダルビッシュ有に対して正式な獲得オファーを提示したようだが、トレード市場での補強の可能性も探っている模様だ。

 一方のオリオールズは、昨季の先発防御率が両リーグワーストの5.70という悲惨な状態であり、さらに先発ローテーションからウバルド・ヒメネス、ウェイド・マイリー、クリス・ティルマン、ジェレミー・ヘリクソンと実績のある先発投手が4人も抜けた。昨季13勝のディラン・バンディと同11勝のケビン・ゴーズマンがいるとはいえ、先発ローテーションの残り3枠は実績が皆無に近い投手が入らざるを得ない状況。2ケタ勝利を期待できる両右腕は、是非とも獲得したい存在だろう。

 レイズは看板選手のエバン・ロンゴリアをトレードで放出したように変革期を迎えており、オドリッジのほか、クリス・アーチャーやアレックス・コロメイにもトレードの噂が絶えない。昨季は腰痛の影響もあって規定投球回に届かなかったオドリッジだが、過去4シーズンで120先発、40勝、防御率3.81をマークしている安定感は先発投手の補強を目指す各球団にとって大きな魅力となっている。

 マクヒューはゲリット・コールの加入により完全に先発ローテーションの構想から外れており、オフシーズンの早い段階からトレードの可能性が取り沙汰されていた。2015年に自己最多の19勝をマークするなど、2014年から3年連続2ケタ勝利の実績があり、先発投手不足のチームにとっては喉から手が出るほど欲しい存在だろう。

 ブリュワーズも人員過剰気味の外野手を駒としてトレードで先発投手の補強に動く可能性があり、停滞し続けているフリーエージェント市場をよそに、トレード市場が活性化する可能性もありそうだ。


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