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先発ローテーション定着に向けて準備を進める左腕・モンゴメリー

2018.2.9 12:00 Friday

 直近2シーズンを先発・リリーフを兼任する「スイングマン」として過ごしたマイク・モンゴメリー(カブス)は現在、先発5番手の最有力候補と目されている。モンゴメリー自身は「スイングマン」という役割にやりがいを感じつつも、一つの役割に固定されることを望んでいるようだ。

 今オフのカブスは先発ローテーションからジェイク・アリエタとジョン・ラッキーが抜け、ロッキーズからフリーエージェントとなったタイラー・チャットウッドを獲得。カブスはダルビッシュ有の獲得を目指すなど、アリエタに代わる先発投手の補強を目指しているが、現時点では空席となっているもう1枠にモンゴメリーが入る予定となっている。

 昨季は先発とリリーフを4度も行き来することになったモンゴメリー。14度の先発登板で5勝5敗、防御率4.15、30度のリリーフ登板で2勝3敗3セーブ、防御率2.49とそれぞれ結果を残したが、「身体的な観点から言うと、(先発とリリーフを行き来するのは)しんどいよ。身体にも腕にも負担がかかる。先発した3日後にリリーフで登板したり、リリーフで複数イニングを投げたりというのは長期間やりたい仕事ではないよね」と本音を口にする。登板を打診され、「今日も投げられる」と快諾してはいるものの、その身体には確実にダメージが蓄積されていたようだ。

 球団の補強具合によっては再びブルペンに回る可能性もあるが、モンゴメリーは移籍の噂を逐一チェックしないようにしているという。「どんな役割でも投げられるように準備をする」と献身的な姿勢を見せつつも、シーズン途中で役割がコロコロ変わるのは避けたいというのが本音。「状況が変われば僕の役割も変わると思うけど、今は先発投手としての準備をしているよ」と1年間先発ローテーションを守ることが今季の目標だ。

 役割がコロコロ変わり、身体に負担がかかる状況のなかで投げ続けてきたモンゴメリーが一つの役割で投げ続けるとどんな成績を残すのか。今季の興味深いトピックの一つとなるかもしれない。


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