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20歳にしてレギュラー候補 大きな期待を背負うアクーナ

2018.2.9 15:30 Friday

 昨季はA+級からスタートしてAAA級まで駆け上がり、階級が上がるごとに成績を向上させていったロナルド・アクーナ(ブレーブス)。MLB公式サイトのプロスペクト・ランキングで大谷翔平(エンゼルス)に次ぐ全体2位に選出された有望株は、20歳にしてすでにレギュラー候補として大きな期待を背負っている。

 2015年にブレーブスと契約したアクーナは、手首の故障により2016年シーズンの大半を欠場したものの、昨季はA+級で開幕を迎えて28試合で打率.287、3本塁打、14盗塁、OPS.814をマーク。5月上旬にAA級へ昇格すると、57試合で打率.326、9本塁打、19盗塁、OPS.895の好成績を残し、7月中旬にはAAA級への昇格が決定した。AAA級では54試合で打率.344、9本塁打、11盗塁、OPS.940とさらに成績を向上させ、最終的には3階級合計で打率.325、21本塁打、82打点、44盗塁、OPS.896という見事な成績をマーク。球界有数の有望株として見なされるようになった。

 開幕からの数週間をマイナーで過ごせばフリーエージェントを1年遅らせることができるため、ブレーブスがアクーナを開幕ロースターに登録する可能性は低いと見られている。しかし、招待選手として春季キャンプに参加するアクーナに対してブライアン・スニッカー監督は「彼をキャンプで毎日見られるのは非常に楽しみだ。彼は非常に才能のある若者だからね」と大きな期待を寄せており、オープン戦でのパフォーマンス次第では早期のメジャー昇格も十分に有り得る。主砲のフレディ・フリーマンも「彼が次なるアーロン・ジャッジになってくれるといいね」と語り、マット・ケンプの移籍によりチームに不足している「右のスラッガー」として期待しているほどだ。

 昨季のコディ・ベリンジャー(ドジャース)は4月下旬にメジャーへ昇格し、そこから猛打を発揮して満票でナ・リーグ新人王に輝いた。今季はアクーナが同じようなストーリーを描いてくれるかもしれない。


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