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ツインズが欲するダルビッシュの「三振奪取能力」

2018.2.9 18:30 Friday

 ダルビッシュ有に正式なオファーを提示したことが報じられているツインズ。メジャーでも有数の「三振奪取能力」を誇るダルビッシュだが、実はこれはツインズ投手陣に最も欠けているものである。ダルビッシュの加入はツインズ投手陣を大きく変貌させる可能性を秘めているのだ。

 ダルビッシュはメジャーデビュー以来、対戦した打者の29.7%から三振を奪っている。これは通算500イニング以上の先発投手としては歴代最高の数字であり、クリス・セール(レッドソックス:29.2%)、スティーブン・ストラスバーグ(ナショナルズ:29.0%)、ランディ・ジョンソン(元ダイヤモンドバックスなど:28.6%)らを上回っている。ダルビッシュがメジャーデビューを果たした2012年以降に限定しても、マックス・シャーザー(ナショナルズ:30.4%)に次いでメジャー2番目となる数字だ。

 一方、ツインズはヨハン・サンタナとフランシスコ・リリアーノがチームを去って以降、「三振奪取能力」の高い先発投手が不在だった。2011年以降、ア・リーグの投手で「120イニング以上かつ三振率20%以上」をクリアしたのは、レイズが延べ22人で最多。インディアンスが同20人、タイガースが同16人、マリナーズが同15人と続くが、ツインズは同3人でリーグ最少である。ツインズの上がオリオールズ、レンジャーズ、ロイヤルズの同8人であることを考えると、ツインズの数字がいかに少ないかがわかるだろう。

 ツインズの3人の顔ぶれは、2011年のスコット・ベイカー(22.5%)、2014年のフィル・ヒューズ(21.8%)、2017年のホゼ・ベリオス(22.6%)。現在もチームに在籍しているヒューズは2015年以降、大きく三振率を低下させており、31歳という年齢を考えても今後の回復は望めないが、昨季ブレイクを果たしたベリオスはツインズに久々に現れた「三振奪取能力」の高い先発投手である。ダルビッシュが加わり、ベリオスとともに先発2本柱を形成すれば、「三振を取れない」というツインズ先発陣のイメージはガラッと変わる。ツインズにとってダルビッシュは、先発ローテーションの柱となるだけでなく、チームのイメージを大きく変える可能性を秘めた存在であると言えそうだ。


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