マーリンズがFA外野手の獲得を狙う M.カブレラやジェイが候補
2018.2.12 13:30 Monday
数多くの主力選手を放出しチームの再建を目指しているマーリンズはスプリングトレーニングが始まるこの時期になってFA選手の獲得を目指すことを明言した。狙うはメジャー経験豊富な外野手だ。
マーリンズはJ.T.リアルミュートのトレードの見返りに各球団の有望株選手の獲得を目指しながらもFA市場にも参戦する。現在残っているFA選手の中ではメルキー・カブレラをはじめ、ジョン・ジェイが候補に挙げられる。33歳のカブレラは昨年、ホワイトソックスとロイヤルズに在籍し、アベレージヒッターの1人として活躍。シーズン通じては打率.285 17本塁打 85打点の成績を残した。2006年から2009年まではマーリンズのCEOに就任したデレク・ジーター氏とも一緒にプレーしている。
一方のカブス移籍1年目となったジェイは141試合に出場し打率.296 2本塁打 34打点の成績を残している。彼の魅力は出塁率で昨年は.374を記録。1番打者としての活躍も期待できる。マーリンズは1番打者だったディー・ゴードン、主軸を担っていたスタントンやクリスチャン・イエリッチなど次々と主力がいなくなったことよってまずは外野の中心となる選手の獲得が急務になっている。現在はトレードで獲得した23歳のルイス・ブリンソンや21歳のマグネウリス・シエラなど有望選手がいるが、メジャーで1年間戦うことを考えれば決して戦力が充実しているとはいえない。
先日行われたマーリンズのファンフェストにおいてドン・マティングリー監督は「デレク・ディートリックを正左翼手として起用する」と発言した。また、ギャレット・クーパーも外野と一塁ができ起用法の選択肢が広がる。今のところは多くの可能性を探っている状態ではあるが、スプリングトレーニングが始まる今、できるだけ早く多くのことを試すことが必要だ。まずは経験がある外野手の獲得でチームの精神的支柱をつくる。果たしてFA市場で誰を獲得するのだろうか。
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