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パドレスの救援左腕・トーレスが制限リスト入り 理由は不明

2018.2.13 14:30 Tuesday

 昨季62試合に登板して7勝をマークした24歳の救援左腕、ホゼ・トーレス(パドレス)がMLB機構の制限リストに登録された。詳細は発表されておらず、現時点でわかっているのは制限リストに登録された理由が野球関係ではないということだけである。

 メジャー2年目の昨季、新人ながら62試合に登板してブルペンの一角を担った若手左腕が、日本時間2月15日に始まるスプリング・トレーニングに参加できないことになった。詳細な理由については不明のままだが、制限リストに登録。パドレスはスプリング・トレーニングでブルペンの2~3枠をかけて争うことになると見られていた若手左腕を失う代わりに、40人ロースターが1枠空いた。

 昨季のトーレスは一度もマイナーに降格することなく、フルシーズンをメジャーで過ごし、チーム2位となる62試合に登板。68回1/3を投げて7勝4敗1セーブ3ホールド、防御率4.21、63奪三振、被打率.244をマークした。7月末の時点では防御率5.04と不安定なピッチングが目立っていたが、シーズン最後の2ヶ月は17試合に登板して防御率1.96と安定。最後の13登板に限定すれば防御率0.71と見事な成績を残していただけに、パドレスにとっては痛い離脱となる。

 今季のパドレスはブルペンの7枠のうち、クローザーのブラッド・ハンドを筆頭に、クレイグ・スタメン、カービー・イエーツ、牧田和久で4枠は確定。5枠目は昨季43回で46三振を奪ったフィル・メイトンが入ることが有力視されており、トーレスはバディ・バウマン、カーター・キャップス、カイル・マグラス、コルテン・ブリュワーらとともに開幕ロースター入りをかけて争うことが予想されていた。貴重な左腕でもあっただけに、A.J.プレラーGMの構想に狂いが生じてしまったことは間違いない。マイナー契約でトム・ウィルヘルムセン、クリス・ヤングなど実績ある投手を獲得しているが、40人ロースターの枠が空いたため、メジャー契約でのリリーバー補強が検討される可能性もありそうだ。


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