ブルージェイズが好投手・ハラデイの「32」を永久欠番に
2018.2.13 17:30 Tuesday
日本時間2月13日、ブルージェイズは今季開幕戦の試合開始前にセレモニーを行い、12シーズンにわたってブルージェイズの一員として活躍したロイ・ハラデイの背番号「32」を永久欠番とすることを発表した。ハラデイは昨年11月、飛行機事故により40歳の若さでこの世を去った。
ハラデイは16シーズンにわたるメジャー生活のうち、最初の12シーズンをブルージェイズで過ごし、7度(2002-2003、2005-2009)の2ケタ勝利をマーク。リーグ最多の22勝をマークした2003年には自身初のサイ・ヤング賞を受賞した(フィリーズへ移籍した2010年にも受賞し、史上5人目の両リーグ受賞を達成)。ブルージェイズでの通算成績は313試合(うち287先発)で148勝76敗、防御率3.43、1495奪三振となっており、通算勝利数と通算奪三振数はいずれも球団歴代2位の数字。ブルージェイズの永久欠番は全球団共通の欠番であるジャッキー・ロビンソンの「42」を除くと、アメリカ野球殿堂入りを果たした際に永久欠番となったロベルト・アロマーの「12」に続いて2つ目であり、今季はブルージェイズのユニフォームに「32」のワッペンがつけられることも併せて発表されている。
マーク・シャパイロ球団社長は「ロイは自身の価値やプライド、仕事への取り組みや忍耐力を通して、ブルージェイズの選手であることは何を意味するのかを示してくれた。彼の功績は明らかだが、背番号やグラウンド上での活躍以上に、意味のある人生をどのようにして生きるか、他人に対して良い影響をどのように与えるか、といったことの輝かしい例として役に立っている」との声明を発表。ハラデイが球団に与えた影響の大きさを感じさせた。
なお、ハラデイが現役生活最後の4シーズンを過ごしたフィリーズも、今季限定でハラデイが背負った「34」を欠番扱いとすることを発表しており、昨季「34」を背負ったアンドリュー・ナップは背番号を「15」に変更している。
関連ニュース