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ナショナルズが金銭トレードで便利屋・レイノルズを獲得

2018.2.14 11:30 Wednesday

 日本時間2月13日、ナショナルズは金銭トレードでメッツからマット・レイノルズを獲得した。27歳のレイノルズは内外野を守れるユーティリティ・プレイヤー。日本時間2月10日にトッド・フレイジャーの加入に伴い、メッツからDFAとなっていた。

 レイノルズはメジャー2年目の昨季、68試合に出場して打率.230、1本塁打、OPS.626をマーク。三塁で10試合に先発出場したのをはじめ、遊撃とレフトで4試合、二塁で3試合、一塁とライトで1試合と内外野の計6ポジションで先発出場するなど、持ち前のユーティリティ性を存分に発揮し、チームに貢献した。このユーティリティ性がナショナルズの興味を引いたようだ。

 今でこそ「貧打のユーティリティ・プレイヤー」に落ち着いてしまった感のあるレイノルズだが、かつては将来の中心選手として期待された存在だった。プロ3年目の2014年に早くもAAA級へ昇格し、この年はAA級とAAA級の2階級合計で126試合に出場して打率.343、6本塁打、20盗塁、OPS.859の好成績をマーク。翌2015年には開幕ロースター入りの可能性も取り沙汰された。その後、マイナーでの打撃成績は落ち着いてしまったが、昨季はAAA級での33試合で打率.320、4本塁打、OPS.880をマーク。この打棒をメジャーの舞台でも発揮できれば、出場機会はグッと増加するはずだ。

 ナショナルズは今オフ、ベテランのハウィー・ケンドリックと再契約。しかし、ケンドリックが守れるのは主に二塁とレフトであり、完全なユーティリティ・プレイヤーとしては使いにくい面もある。ユーティリティ・プレイヤーとしては25歳のウィルマー・ディフォーもいるが、外野守備にはやや苦戦しており、現時点では二塁と遊撃での起用が中心となっている。守れるポジションの数という点ではディフォーを上回っているため、レイノルズの課題は兎にも角にも打力の向上ということになりそうだ。


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