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スタントン獲得前にジャッジに意見を求めたキャッシュマン

2018.2.15 12:00 Thursday

 12月上旬の午後、アーロン・ジャッジ(ヤンキース)とブライアン・キャッシュマンGMの間で、電話での短い話し合いが行われた。キャッシュマンはマーリンズからジャンカルロ・スタントンを獲得することについて、ジャッジに意見を求めたという。

 キャッシュマンから意見を求められたジャッジは「彼を獲りに行きましょう」と答えた。「MVP級の選手が僕たちのチームに加わるんだよ?獲りに行くしかないじゃないか。(彼を獲得することによって)僕たちのチームはどうなるだろう。すでに素晴らしいチームなのに、スタントンやその他の新戦力が加わることによって、僕たちはさらに素晴らしいチームになったんだ」とジャッジはスタントンが加入してパワーアップしたチームに大きな手応えを感じている。

 電話での話し合いのなかで、キャッシュマンはジャッジに対して、スタントンを獲得することによって指名打者での起用が増えたり、レフトを守る機会が増えたりすることについてどう思うかを尋ねた。ジャッジはどちらも受け入れたうえで、経験豊富なGMに対して「チームが僕に求めることならなんでもやります。僕たちは勝つためにヤンキースにいるのですから」と答えたという。

 キャッシュマンは「彼は我々のリーダーの一人だよ。あんなに若いのにね」とジャッジを絶賛。「だから、私はトレードの前に彼に意見を求めたんだ。彼に連絡をして、彼の立場からの意見を聞きたかったんだよ。彼の返事を聞いたときは嬉しかったね」と当時を振り返る。

 メジャーリーグの新人記録を更新する52本塁打を放ち、ア・リーグ本塁打王とア・リーグ新人王に輝いただけでなく、MVP投票でもホゼ・アルトゥーベ(アストロズ)に次ぐ2位にランクインしたジャッジ。歴史的なルーキーイヤーと同様の活躍を繰り返すのは決して簡単なことではないが、人間的にも成熟したジャッジならやってくれそうな雰囲気がある。25歳にして名門・ヤンキースの中心選手となり、キャッシュマンからも全幅の信頼を寄せられているジャッジの、今季の活躍に期待したい。


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