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先発ローテーション入りに自信を見せるレンジャーズ・ブッシュ

2018.2.15 18:00 Thursday

 メジャーデビューから2年間、リリーバーとして活躍したマット・ブッシュ(レンジャーズ)は「先発投手になるためにキャンプに来た」と言う。「何の疑いもない。俺は先発をやるために準備をしてきたんだ。過去のことは振り返らないよ」と先発転向に自信を見せている。

 レンジャーズのバッテリー陣はキャンプ地に集合し、初日の練習を終えたばかりであり、まだ最終的な判断が下されたわけではない。しかし、ブッシュはこれでもかと言わんばかりに先発転向の成功を確信している。「俺は常に自分の能力に自信を持ってきた。(デビューイヤーの)2016年はメジャーで活躍できると思っていたしね。俺は挑戦や競争が好きなんだ。いつも困難を乗り越えてきた。だからこそ自信があるのさ」

 レンジャーズは2010年のC.J.ウィルソン以降、2011年のアレクシー・オガンドー、2012年のネフタリ・フェリース、2014年のタナー・シェパーズと毎年のようにリリーバーを先発に挑戦させてきた。ウィルソンは大成功を収め、オガンドーも成功と言える部類。しかし、フェリースとシェパーズについては大失敗だった。大成功のウィルソンについては本人が先発転向を熱望していたという事情がある。今回のブッシュもウィルソンに近い状況だと言えるだろう。先発転向を熱望し、それに向けて準備を整えているブッシュが成功を収める可能性は高いと言えそうだ。

 だからといって、ブッシュの先発ローテーション入りが保証されているわけではない。先発の5枠はコール・ハメルズ、マーティン・ペレス、ダグ・フィスター、マット・ムーア、マイク・マイナーの5人で埋まっており、マイナー契約でバートロ・コローンも加入している。ブッシュは彼らとの競争に勝たなければならないのだ。

 もちろん、昨季ロイヤルズでリリーバーとして復活を遂げたマイナーをブルペンに回すことも可能だし、コローンの状態が良ければマイナーとブッシュがともにブルペンに回る可能性もあるだろう(ある意味レンジャーズにとってはそれが理想)。レンジャーズは先発・リリーフともに不安材料を抱えており、最終的な判断を下すまでにはもうしばらく時間が掛かるのではないだろうか。


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