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右足首手術のブラントリー 開幕に間に合わない可能性も

2018.2.16 14:30 Friday

 インディアンスはすでに数名の野手がキャンプ地に到着し、日本時間2月16日には打撃練習を行った。その様子を主力打者の一人であるマイケル・ブラントリーはウェイトルームの端に立って眺めていた。ブラントリーの右足首はまだ手術からの回復途上である。

 2014年に打率.327、20本塁打、97打点、23盗塁、OPS.890の好成績をマークしてシルバースラッガー賞に選出されたように、ブラントリーはコンディションさえ万全ならばインディアンス打線の核となる存在である。しかし、2016年は右肩の故障により11試合にしか出場できず、昨季も右足首の故障の影響で出場は90試合どまり。前半戦は打率.304をマークして3年ぶりにオールスター・ゲームに選出されたが、8月以降はまともに試合に出られなかった。

 ブラントリーは10月に右足首の手術を受けており、現在はレギュラーシーズン開幕に向けてリハビリやトレーニングに汗を流している。球団が定めたスケジュールを前倒しして開幕に間に合うように調整を進めたいというのがブラントリー本人の希望だろうが、球団は復帰を急がせるのではなく、万全の状態で復帰させることを第一に考えている。「長い目で見るつもりだよ。我々が考えているのは、どうすればベスト・バージョンのブラントリーをできるだけ長く起用できるか、ということだ。開幕に間に合えば嬉しいけど、そうでなくても問題ないよ」とクリス・アントネッティ野球部門社長は語る。

 アントネッティは「昨季見たように、健康であれば彼はまだ本当に優秀な選手なんだ。準備ができたときに、彼がチームに貢献してくれることを期待しているよ」とも語っており、あくまでも万全の状態でブラントリーを復帰させる方針だ。「彼はオフシーズンの間、順調に回復している」とアントネッティ。ブラントリーの右足首が完治し、2年連続で打率.310、15本塁打、80打点、OPS.850をクリアした2014~2015年のような打棒を発揮するようなら、昨季リーグ3位の818得点を叩き出した強力打線はさらにパワーアップすることになりそうだ。


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