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モレノ・オーナー「トラウトの契約延長は常に考えている」

2018.2.16 17:30 Friday

 マイク・トラウトとエンゼルスの契約は、今季を含めてあと3年残っている。しかし、エンゼルスはすでにトラウトとの契約延長を検討し始めているようだ。アート・モレノ・オーナーは「(トラウトの契約延長は)常に考えているよ」と球界最高のスター選手との契約延長に向けて動く方針であることを明言した。

 「我々は常に(トラウトとの契約延長のことを)考えている。でも、彼だけじゃない。他にもたくさん選手はいるからね。長期的に見て、しかるべきときが来たときに、適切に対応するつもりだよ」とモレノ。トラウトとの契約は2020年まで残っているため、「何事も焦ってやるつもりはないよ。ビジネスをするうえで良い方法だとは思わないからね」と焦らずじっくりと取り組んでいく意向を示した。

 当然ながら、トラウトの野球選手としてのピーク期間は徐々に減少し始めており、エンゼルスもそのことを認識している。トラウトが球界トップクラスの活躍を見せた6シーズンで、エンゼルスがポストシーズンに進出したのは1度だけ(2014年:ロイヤルズとの地区シリーズで敗退)。投手陣に故障者が続出するなど、トラウトの活躍を生かせないシーズンが続いているのだ。昨季はマイク・ソーシア監督就任後初めての2年連続負け越しという屈辱も味わった。

 そこからの巻き返しを図るべく、今オフのエンゼルスは積極的な戦力補強を敢行。大谷翔平の獲得に成功して話題を独占しただけでなく、ジャスティン・アップトンと契約を延長し、フリーエージェント市場でザック・コザート、トレード市場でイアン・キンズラーと有力選手を次々に獲得した。それでも年俸総額はぜいたく税の対象となる上限金額を下回る見込みであり、夏場の戦力補強に向けて余裕を残している。

 「必要な補強のために余裕を残すようにしているんだ。(さらなる補強に動くかどうかは)市場に誰がいるか、チームがどの順位にいるか、といったこと次第だけどね」とモレノはチームの強化に協力を惜しまない方針だ。トラウトを中心としたタレント軍団で、昨季のワールドシリーズ王者・アストロズを撃破できるのか。モレノが作り上げた「2018年版エンゼルス」の戦いぶりに注目だ。


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