ブリュワーズが先発候補獲得 マイリーとマイナー契約
2018.2.17 15:00 Saturday
既にバッテリー間のキャンプが始まっているが、最近になって駆け込みでチームとマイナー契約する選手が多くなった。以前から先発投手の補強を目指していたブリュワーズはオリオールズに所属していたウェイド・マイリーと契約を結んだ。
31歳のマイリーは昨年、開幕直後から故障者リスト入りするもすぐに先発ローテーションに復帰した。ローテーションこそ守るもなかなか勝ちに恵まれす不本意なシーズンを送った。1年通じての成績は32試合に登板して8勝15敗 防御率5.61だった。特に制球に苦しみ、2012年に16勝を挙げて活躍していた時の面影はなかった。
マイリーは招待選手としてメジャーキャンプに参加する。今回の契約はメジャー昇格を果たした場合の基本給は250万ドルになり、さらに320万ドルのインセンティブが付くという。近年は不調に苦しんできたマイリーの今年に賭ける思いは相当なもので「過去2年は本来の力を出すことができなかった。今はもう投げる準備はできている」と話している。オフには元サマーリーグのコーチであるクリス・ウェストコット氏の指導を受けた。そこではビデオを使用して自身のフォームチェックなど修正箇所を確認していたという。
ブリュワーズはダルビッシュ有の獲得を目指していたが、カブス入団が決まったことで他の先発投手獲得に方向転換。近年は不調とはいえ通算66勝、200試合に登板しているマイリーの経験に白羽の矢が立った。クレイグ・カウンセル監督は「私たちは彼がどうような人物でどのようなボールを投げるのか確かめるためマウンドにあげる必要があった」と話している。
新天地となるブリュワーズにはマイリーにとって心強い存在がいる。それは同じ先発投手のチェイス・アンダーソンだ。マイリーとアンダーソンはダイヤモンドバックス時代のチームメイトで2人は共にマイナーから経験を積み、メジャーに昇格した。アンダーソンはマイリーの加入について「ダイヤモンドバックス時代は3年間で600イニング近く投げていたのが印象的だった。制球力が戻れば彼にとっても良いことがあると思う」と期待を寄せた。顔なじみが多くいるというブリュワーズでマイリーは復活を目指す。
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