レイズがトレードでクロン獲得 ディッカーソンをDFAに
2018.2.18 17:00 Sunday
メジャーリーグのキャンプが始まってはや数日が経ち、選手の去就や移籍が次々と決まっている。特にレイズは忙しくツインズとのトレードでジェイク・オドリッジを放出。そしてエンゼルスとのトレードでは新たにC.J.クロンを獲得した。
28歳のクロンは2011年のドラフト会議でエンゼルスから1巡目指名(全体17番目)で入団し、3年後の2014年にメジャーに昇格。1年目は79試合に出場し打率.256 11本塁打 37打点と結果を残した。その後も3年連続で16本塁打を記録するなど安定して成績を残しており、アルバード・プーホルスやルイス・バルブエナと共にエンゼルスの一塁を守ってきた。昨年は100試合で打率.248 16本塁打 56打点だった。
エンゼルスでは二刀流の大谷翔平が指名打者での出場が見込まれることがあってプーホルスが一塁守備に取り組むなど選手起用法が変わりつつある。そのためクロンは昨年よりも出場機会が減る可能性が高く、今回のトレードに至ったと見られている。ビリー・エプラーGMは「クロンはプロとして卓越した選手だった。チームメイトも彼のことを惜しんでいるし、みんなはクロンの野球人生が上手くいくことを願っているよ」とコメントした。
同時にレイズは今回のクロン獲得のためにコリー・ディッカーソンをDFAとしたことを発表。チームの40人枠にはディッカーソンを含めたとしても左打ちの外野手が6人おり、この決定について「様々な要因があった」と球団関係者は話す。右打ちの内野手でパワーのあるクロンの獲得によってこれまでのような成績を残せばチームにとってプラスとなるだろう。ちなみにクロンの交換相手は後日、改めて発表される。
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