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大谷所属のエンゼルス 控え外野手&元本塁打王を獲得

2018.2.19 10:30 Monday

 日本時間2月19日、エンゼルスは控え外野手として通算185本塁打のクリス・ヤングと1年200万ドルで契約を結び、C.J.クロンの放出により層が薄くなった一塁のデプスとして2016年ナ・リーグ本塁打王のクリス・カーターとマイナー契約を結んだことを発表した。

 ジャスティン・アップトンと契約を延長し、ザック・コザートやイアン・キンズラーを獲得するなど積極的な補強を進めているエンゼルスが、戦力に厚みを持たせるべく、さらなる補強に動いた。レフトにアップトン、センターにマイク・トラウト、ライトにコール・カルフーンとレギュラー3人がガッチリと固定されている外野に、外野3ポジションを守れる控え選手として34歳のベテラン・ヤングを獲得。余剰戦力のクロンを放出した一塁には、万が一の場合に備えて通算158本塁打の長距離砲・カーターをマイナー契約で加えた。

 ヤングはダイヤモンドバックス時代に3度の「20-20(20本塁打&20盗塁)」を達成しているオールラウンドな外野手。2013年以降は外野の準レギュラーとして4球団を渡り歩いており、アスレチックス、メッツ、ヤンキースを経て2016年から2シーズン、レッドソックスでプレイした。昨季は90試合に出場して打率.235、7本塁打、25打点、OPS.709を記録。自己ベストのOPS.850をマークした前年から各部門で数字を落とし、やや不本意なシーズンとなった。レッドソックスではアンドリュー・ベニンテンディ、ジャッキー・ブラッドリーJr.、ムーキー・ベッツの3人で固定された外野陣の控えを務めており、エンゼルスでも昨季同様の役割を担うことになる。

 カーターは2013年から4年連続で24本塁打以上&151三振以上を記録した大味なスラッガー。ブリュワーズでプレイした2016年にノーラン・アレナード(ロッキーズ)と並ぶ41本塁打を放ち、ナ・リーグ本塁打王に輝いたものの、年俸の高騰を懸念されてブリュワーズからノンテンダーFAとなり、昨年2月にヤンキースと契約した。しかし、ヤンキースでは62試合で打率.201、8本塁打、26打点、OPS.653と活躍できず、7月上旬に解雇。その後、古巣・アスレチックスとマイナー契約を結び、AAA級で36試合に出場して打率.252、9本塁打、22打点、OPS.869をマークした。エンゼルスの一塁にはレギュラー格のルイス・バルブエナ、指名打者兼任のアルバート・プーホルスのほか、2016年に15本塁打を放った26歳のジェフリー・マーテイも控えており、カーターは4番手という扱いになるが、本塁打王に輝いたのはわずか2年前のことであり、自慢の長打力をアピールできればロースター入りのチャンスはゼロではないはずだ。


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